083\\\ その場の「空気」の主人公になる。
「呼吸」をつくるということは、その場の「空気」をつくるというこです。つまり、その「空気」の主人公になるということです。
逆にいえば、その「空気」の主人公になるためには、「呼吸」をつくる能力が必要になるということです。
どこかのご家庭(ご家庭ではなくても)におじゃますると、そこの「空気」と出会うことになりますが、気になるのは、この「空気」の主人公様はどなたかな? ということです。
そこの主人公様の「呼吸」が、この「空気」をつくっているからです。そして、この「空気」をつくっている人が、その場の主導権を持っています。
もちろん「裏タイプ」という人もいて、誰かにこの「空気」の主導権を持たせておいて、自分は裏や影で、自由なことをしているわけです。
自分の実力を見せたがらない人とは、こういう人です。
「呼吸」をつくる、「呼吸」を使うということは、その場の「空気」を仕切ることです。
仕切ると言っても、相手はなにもリアルな人間だけばかりではありません。
見えない存在が仕切っている場合だってあるのです。
変に居心地の悪いところとか、落ち着かない、流動的なものが漂っているところには、リアルな人間だけでなく、邪気的な存在(邪気波動)が居ます。
もちろん、出どころは「人間から」なのですが、それが、人間の身体から外に出て自立して、その場の「空気」を邪気風にさせているような状態になっているというわけです。
それでも、その場に、強い「呼吸」を使える人が居れば、そういうものを鎮めることが出来ます(無意識に自然にやっている場合もあります)。
わやわやと、闇の存在が棲んでいる「空気」の場は、静かに地面に落ち着いてはいませんから、強い「呼吸」の人にかかれば、そのような「空気」は、地面に鎮められてしまうものです。
意識的にそういうことを出来る人は、無言で「鎮まれっ」という「呼吸」でその「空気」に言えますから、それにしたがってその場の邪気は、浄化された静かな「空気」に変化を与えることが出来ます。
人と人がうまくやれないと、愛も平和もあったものではありません。
人と人がうまくやろうとしてもうまくいかないのは、その原因が、人と人が原因ではなく、その場の「空気」であることだってあります。
そのあたりに気が付かないと、なぜかうまくいかないことになってしまいます。うまくいかないのは、具体的なことではないことだってあるからなのです。
抽象的な、「邪な空気」のせいであることだって、充分あるものですから、その場の主人公になる人には、そのような「呼吸」をつくれるようになっていただきたいと、思うのです。
でないと、せっかくの、良き日に恵まれても、何かの存在によって、台無しになってしまうことがよくあるからなのです。
「呼吸」のつくり方。
・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・
この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。
しらのゆきひと///呼吸のデザイナー