都内から片道500円程度で行ける日帰り温泉/スーパー銭湯/入浴施設:24箇所で良かったところ(2023年上半期編)
前回からのあらすじ:
2022年9月から2023年1月中旬まで続いた都内の81箇所の銭湯巡り(詳しくはここにリンク)が終わり、ほぼ毎日銭湯に行っていた習慣から、次はスーパー銭湯へと関心が向いたのは自然な流れだったと思う。入浴施設を調べていくと、行ってみたいところが色々あったので巡ってみた。
期間:2023年1月中旬~6月下旬
訪問の条件:
公共交通機関を使い、都内から極力片道500円程度で行ける場所。日帰り限定(東京・埼玉・千葉・神奈川)
自分の好み:
1) 源泉掛け流しの温泉がある。その湯質は湯の香りを最重視、その次は色。(ぬるぬる感・ph値などは特に気にせず)
2) 露天の景観がいいこと。
サウナ・岩盤浴について:
訪問したほぼ全ての入浴施設にはサウナ込みの値段だったので、普通に利用した。サウナ初心者なのであまり無理せず、一応の順序に従って利用してみた。(サウナ:10分、水風呂:1分、外気浴:10分の3セット繰り返し)
(オート/セルフ)ロウリュウ、アウフグースなども体験した。
岩盤浴に関しては、あまり関心がない。入浴料にプラスして追加料金が発生するところは利用せず(岩盤浴重視の方はこの先を読んでも参考にならないかと・・・)
訪問した入浴施設/日帰り温泉/スーパー銭湯一覧:(訪問日順)
地図:
評価基準:
(1~5の0.5刻みで)5段階評価をしている。(但し、前回の東京銭湯の評価の相関関係はなし リンク先:ここ)
高ポイント要素:
・源泉掛け流しの温泉で露天の景観・雰囲気がいいところ
評価で考慮しない点:
・自宅からの交通費・移動時間
・客層、混雑具合(その時その時で毎回異なり、変動要素が大きいため)
・館内の食事内容
結果:上位12箇所のみ発表 (内訳は、同率8位:5箇所、同率4位:4箇所、同率3位︰2箇所、1位:1箇所)
結果発表:
同率第8位(3.0ポイント):見沼天然温泉 小春日和 さいたま市見沼区染谷3-191 *6/24追記
露天は広々した感じでいい。源泉も加温なしもあり、薄い茶色の泉質もよさげ。香りはあまり強くない。
景観は室外機が見えていたり、ホースが見えているのがいまいち。
同率第8位(3.0ポイント):多摩境天然温泉 森乃彩 町田市小山ヶ丘1-11-5
露天エリアの源泉は黒湯で匂いはない。景観はマンションが一部見えものの、木々が覆っていてまあまあな風情を醸し出している。また、整いスペースがあり、寝転がれるのがよい。
サウナに関しては、上級者向けである。オートロウリュウで発汗を促され、さらに、サウナ内の赤ランプが点灯すると、熱波が発生し急激に温度が上がる。中段に座っていた自分は、その熱風が吹いた瞬間、あまりの暑さで慌てて退出したほど、背中が焼けるぐらいの衝撃を受けた。次の回ではひな壇の最前列の下段に座り、熱波のときにはなんとか熱風に耐えられた。また、スチームサウナもものすごく熱く、水風呂は14℃台でかなり冷たい。
2Fにヨギボー部屋、漫画があるリラクゼーションシートのスペースがあり充実している。
同率第8位(3.0ポイント):くにたち温泉 湯楽の里 国立市泉3-29-11
露天エリアは富士山が顔をのぞかせる。但し、お湯に浸かっている場所によってはあまり富士山が見えない。源泉掛け流しのエリアは比較的、薄褐色で泉質が良かった。
同率第8位(3.0ポイント):宮沢湖温泉 喜楽里別邸 飯能市宮沢27-49
宮沢湖を眺めながらの露天がいい。まさにこれに尽きる。冬場に行ったので木々の葉が落ちており宮沢湖がよく見えた。おそらく夏場は葉が覆い、湖の景観も半減しそうな感じがした。
サウナに関しては、塩サウナよかった。食事スペースの脇の休憩場所も湖がよく見え、ハンモックもありリラックスできた。
同率第8位(3.0ポイント):幕張温泉 湯楽の里 千葉市美浜区美浜26
露天エリアは東京湾が一望できる景観である。訪問日は小雨が降っていたせいか、やや薄暗く遠方が霞んでいたのが残念であったが、折を見て再訪したいと思う。
同率第4位(3.5ポイント):大谷田温泉 明神の湯 足立区大谷田1-18-1
露天エリアはかなり広く、上空は障害物がなく開放的な雰囲気を味わえる。また、植えられた木々の配置も良いと思った。浴槽の種類も豊富であるが、外湯は温泉ではない。
内湯に関しては、月に1回実施される源泉かけ流しの日があり、その日に訪問した。源泉は塩分が濃いめで水質は非常によいと感じた。入浴後はピーリングしたような肌触りとなっていたのも特徴的であった。
蒸し風呂もあり。水風呂は14℃ぐらい。リーズナブルな価格(割引利用で700円)でしかも、泉質が最高でかなり良かった印象。
同率第4位(3.5ポイント):前野原温泉 さやの湯処 板橋区前野町3-41-1
露天エリアの温泉はうぐいす色の源泉かけ流しで、香りもよく温泉気分を満喫できた。強いて欠点を挙げるなら、露天エリアはやや狭く感じた点である。
内湯エリアの塩蒸しサウナがよかった。
館内に中庭があり、その風情がとても良かった。
同率第4位(3.5ポイント):小江戸温泉 KASHIBA 川越市松郷1313-1
初訪問のときによかったので、2回目訪問のときに10回の回数券を購入。(岩盤浴込み料金)
岩盤浴(タオル含む)・室内着込みの値段で比較的リーズナブルである点、くつろぎ場が広く、読みたい漫画があった事などから回数券を購入した。
露天エリアもまあまあ広く、リクライニングチェアー含め休憩場所も豊富。温泉は薄めの褐色。但し、やや塩素臭が強いので温泉気分はあまりしない。
サウナは90度程度ではあるが、体感温度はもっと高く感じる。日によっては、比較的温度の低い最前列下段でも10分いるのが厳しく感じるときもある。(サウナ初心者なので・・・) 水風呂は温度計で14~15度程度を指しているだが、こちらも体感はもっと低く感じ、1分で足先が痛くなるぐらいの冷たさ。トータル的に満足できる施設。
同率第4位(3.5ポイント):さいたま清河寺温泉 さいたま市西区清河寺683-4
源泉かけ流し露天の種類が多くて広いのが魅力。また、露天エリアの寝湯が深めでいい感じだったし、加熱していない源泉もあり、源泉の質がいいと感じた。景観に関しては、格段にいいわけではないが、竹林に鳥のせえずりが聞こえたりするのでのんびりいい気分になった。
休憩場所のうたたね処が薄暗くて落ち着ける感じがこれまたよい。
6月にリニューアル後に再訪した。
上の写真の様に玄関が新しくなっている。
露天のスペースに新たに畳の休憩場所やリクライニングチェアーが10席ぐらい作られていた。
サウナの板も張り替えられていて、新しくきれいになっている。
精算が後払いで電子マネー複数選択可・クレジットカード各種も使える様になったのもありがたい。 *6/24更新
同率第3位(4.0ポイント):杉戸天然温泉 雅楽の湯 北葛飾郡杉戸町杉戸2517
温泉に関しては、源泉かけ流しで、口コミを読むと、その匂いは鉄棒を掴んだときに手に付く匂いとあり、確かに、言われてみればという程度で、これは大きなマイナスポイントではない。それ以上に、全体の景観がよく、露天エリアは木々もよくアレンジしてあり開放的で雰囲気がいい。また、畳のととのい場所があり、外気浴には最適だった。強いてマイナスポイントを挙げるなら、露天エリアから高架の電線が見えるのだが、全体からするとわずか一部で大きなマイナスとは思わなかった。
同率第3位(4.0ポイント):天山湯治郷 足柄下郡箱根町湯本茶屋208
平日に訪問すれば、“天山”の料金に100円追加で“一休”にも入ることができる。天山の方は9時、“一休”は木曜休みで11時に開店する。湯質はともに最高。香りもいい。天山の露天は趣があり、蒸しサウナ、水風呂、熱風呂等がある。また、川沿いの滝がある休憩場所の景観がよい。全体的にゆったりできる施設であると思った。一方、“一休”の方は一部、浴槽が安っぽいブロックの覆いで作られていて、人工感がありで、いまいちな感じが拭えなかった。箱根まで来たという高揚感もあり、ポイントが高めに押し上げられた結果となった。交通費は予算オーバー。
第1位(5.0ポイント):熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 熊谷市上之1005
「ここはユートピアかよっ?!」と言うのが第一印象。当初、行く先々の日帰り温泉施設に対して5段階評価をしていたのだが、こちらの施設は5で収まらず、7ぐらいのインパクトがあった。しかたなく、ここの施設を最上級の5にして、他の施設の評価を見直し、圧縮して全体を5段階評価にしたくらいである。
露天エリアだが、森林浴ができるような木々・花々が散りばめられていて、春先に訪問したせいもあり、ところどころで色々な花を咲かせていた。寝湯の前には桜が満開で小鳥が訪れ、まさに極楽の世界であった。また、露天のつぼ湯エリアではバランスよく木々や花々が覆い茂り、鳥がさえずり、本当にいつまでも眺めてられるぐらいの気持ちよさであった。源泉掛け流しの泉質もよく、特にその香りが最高に温泉情緒を醸し出していて、いい香りで個人的な好みにばっちり合っていた。露天景観を設計した造形師が優秀なのだろう。木々や色とりどりの花はもちろん、滝の流れや小川や、岩の配置など情緒ある風情が露天にマッチしている。
受付近くにコーヒーの無料サービスがあるのもありがたい。
一方、マイナス面も挙げておかなければならないだろう。マイナス点としては、内湯と外の大きなガラスがやや汚れが目立っていて、内湯から外湯を眺める景観が損なわれている点だろうか?他の方の口コミコメントで、幹線道路沿いの為、車の往来の騒音が聞こえるとあった。確かに聞こえはする。しかし、初訪問の際にはまったく気にならないレベルで、2回目の訪問の際に、まぁ確かに聞こえはするなぁと思った程度でこちらは大きなマイナスではないと思う。
交通費に関しては、最寄りの熊谷駅からの無料送迎バスはあるものの、都内から公共交通機関利用で片道500円にちょい足ししないと来られない。別の交通手段としては、複数人でマイカー訪問というのもいいかもしれない。施設の駐車場が広いので、おそらく困ることはないだろう。
6月にも三度目の訪問をした。その時もさまざまな花がところどころ咲いていて、蝶や蜂が花の蜜を求めて飛んでいるといったのどかな雰囲気で癒やされた。
あとがき: 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートはリピーターになっていて、2ヶ月毎に訪問している。夏場の熊谷は暑そうなので次回は秋ぐらいにしようかなぁと思っている。もう一つのリピートしている川越のKASHIBAはあと2枚の回数券を残している。アクセスがいいので気軽に行けていい。ただ、もういいかなぁというのが正直な気持ち。その他には、さいたま清河寺温泉もリニューアル後にも再訪したいと思っている。7月から値上げらしいので6月中に行けたらなぁ・・・。
今後はもう少し秩父方面や神奈川方面も行ってみたいと考えている。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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更新履歴: 6/24 2023
見沼天然温泉 小春日和、
秩父七湯御代の湯 新木鉱泉、
リニューアル後のさいたま清河寺温泉
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