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髪の毛が抜け落ちていく時、この言葉に救われたなあ

PET検査の結果だ出た。

受ける前から、かなり覚悟はしていた。
あれだけ、整形のドクターがヤイヤイ言ってたんだから、まあそういうことやろなあと思ってた。
薬は、変更になるやろう。
そしたら、あれかあれ。
脱毛は免れられへんなあ。
せっかく、こんなに生えてきたのに。
でも、前回使ったウィッグがまだ使えそうやから、あらたな出費はなくて済みそうやけど。

それにしても、また、あの脱毛を経験するのかと思うと、ちょっとは「よいしょ」の気合がいる。

あの、一気にごそっと抜ける感じは、やっぱり心がざわつく。
お風呂の排水口を見た時の、おののきは忘れられない。
なんだか自分が壊れていくような気持ちになったなあ。

そんな時に支えになってくれたのが、だいたひかるさんのブログの言葉。

脱毛していく時の様子を、
「落ち武者」になり、「オランウータンの赤ちゃん」になり、
そして最後には「玉こんにゃく」になっていく
というような表現で説明されていて、随分と気持ちが楽になったもんや。(記憶を頼りに書いているので、言葉の言い回しなど違いがあったらすみません。)

「落ち武者」なんて、現代においてそうそう経験できるものじゃないから、ちょっと面白かったり、
「オランウータンの赤ちゃん」なんて、あまりに可愛すぎるじゃないかと、オランウータンに申し訳ない気持ちになったり、
「玉こんにゃく」って言葉の響きに、ふふふふって笑える余裕をもらったりした。

脱毛していく過程でも、
「今は、落ち武者やな。」
「たぶん、オランウータンの赤ちゃんくらいやけど、ちっとも可愛くないのはなんでや?」
とか思って、一人で笑ってた。


結局、検査の結果から、薬の変更はしなくてもすんだ。
整形のドクターのヤイヤイについても、現状維持ということで経過観察となった部分と、整形でがっつり対応という部分とがはっきりし、まあそれぞれに対応していくことに。
あんなに覚悟をしていた脱毛には、今回はいたらずにすむこととなった。

でも、言葉の表現一つで、あんなにも心の持ちようが変えられるなんて、だいたひかるさんはさすがやな。
「どうでもいいですよ~~~。」って言いながら、
どうでもよくないことを語ってくれてる。
ありがとう。だいたひかるさん。

ただ一つ。
これって、自分で自分のことを言う場合に限るな。
同僚が、「玉こんにゃく」をギャグに使ってきた時は、内心かなりムッとしたもん。
私が言うのはいいねん。
自分のことやから。
でも、禿げたこともないあんたに言われる筋合いはないねんで~~~。



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