安いニッポン
NHKクローズアップ現代”安いニッポンから海外出稼ぎへ”をみた。
日本での収入が20万円台の若者がオーストラリアでは50万円くらい稼ぐようになるのは稀ではないようだ。
中には、月90万円の稼ぎから毎月50万円を貯め、将来は日本で「訪問看護ステーション」を立ち上げることを目標にしている27歳の看護師もいた。
令和3年分民間給与実態統計調査(国税庁長官官房企画課/p21)によれば、25〜29歳の平均給与は371万円。月額にすると約31万円。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/000.pdf
50万円と31万円では違いすぎる。
収入だけでなく、支出(物価など)も考えなければ真実は分からないとはいえ、番組を見る限りでは、日本よりも経済的余裕があるようだ。
加えて時間にも余裕ができるため、目標をキチンと持ち実行できるタイプの方には、キャリアプランの選択肢の一つとして紹介しても良いように感じた。
日本の労働力の担い手は誰に?
一方で、外国人労働者にとって日本で働くインセンティブが薄れているのが今の日本。
これまで、人手不足を外国人労働力に頼ってきた会社は今後どうするのだろうか?
労働人口が減少する時代に、海外流出する日本人が増加し、一方でこれまでのように海外からの人材が得られないとしたら、日本の会社はどうなるのか?
そもそも、日本経済はどうなっていくのだろうか?
人件費は経費?
人件費を費用とみるのか、それとも投資と見るのか?
費用であれば、できるだけ抑えるべきものである。
しかし、今こそ人件費を将来へ投資として認識すべき時ではないだろうか?
今年副業を開始し、将来は起業するつもりの私としては、当然後者だと考えている。