人の一生は、四季のようなもの
人の一生は、四季のようなもの。
100年人生を春・夏・秋・冬で考えてみました。
0-25歳は「春」
芽吹いた種が、水分や大地からの養分を吸収して葉を広げ、地中深くに根を張っては、幹を太くして葉を茂らせ、大きくたくましく成長していきます。
この時期は、人間にとっても、生まれたての赤ちゃんがいろんなものを吸収して大人になる時期。
丈夫な体を作るとともに、人間関係で心を育て、学校生活を通して知識を吸収して、自分を大きく育てていきます。
26-50歳は「夏」
大きく育った木々は、さらに土壌に根を張って太く大きく育ちます。
その木は鳥が羽を休めたり、巣を作って卵を産んだり、花を咲かせて人々を楽しませたり、昆虫たちが花の蜜を集めに来たりと、鳥や人や虫たちの憩いの場となるでしょう。
地中深くに根を張った木々は地盤を守り、地下水を蓄える支えにもなります。
この時期は、人間にとってはまさに働き盛りの時期です。
自分のためだけではなく、これまで培った能力や経験を生かして、組織の発展のために働き、部下や後輩のことを支えます。
家庭では、日々の家事を担うほか、配偶者として親として子どもとして、たくさんの役割を担います。
組織からも家族からも期待されて、時にはその責任や期待を重く感じる人もいるでしょう。
51-75歳は「秋」
濃い緑の葉を茂らせた大きな木は、秋を迎えると次第に葉が赤や黄色に色づいて、山々が色とりどりに輝きます。
美味しい木の実や果物をたわわに実らせる木には動物や鳥たちが集まり、おなかをいっぱいに満たします。
この時期は、人間もそれまでに抱えた責任から少しずつ解放される時期です。
組織への責任、家族への責任から少しずつ自由になって、自分のために時間やお金を使っていきましょう。
76-100歳は「冬」
冬の木々は葉を落として枝だけが残り寒々とした印象を与えます。
しかし、その木が落とした葉の下では、落ちた葉が熟成して腐葉土となり、ふかふかの土を作ります。
その土の中では、虫や植物が次の春に向けた準備をしています。
この時期は、人間も外出の機会が少しずつ減っていき、建物の中にこもる時間がだんだんと増えていきます。
しかし、それまでに培った経験や記憶、人間関係は豊かな財産として残ります。
冬の時期を快適な室内で、楽しく会話しながら過ごせるといいですね。
こんな風に人生を四季に例えて考えてみると、人間も豊かな自然の一部だと感じられます。
春・夏・秋・冬。
四季にはそれぞれの良さがあります。
目の前の季節をじっくりと味わいながら、暮らしたいものです。
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