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シンプルであったかいおもてなし

ひとり旅をしていると、自分の価値観に気が付きます。
私が今回、気づいたのは、「シンプルであったかい」ものが好きなこと。
 
高級ですべてがそろっている上質なサービスは、経験してみたいとも思うけれど、それほど心が惹かれません。
豪華で映える施設もすごいけれど、自分らしくその場にいられない気がしてしまいます。

私が心惹かれるのは、手に取りやすいお値段で、必要なものが一通りそろっている場所。
 
今回お世話になったレンボンガン島のホテルは「チルハウスレンボンガン」。
家族経営の小さなこのホテル、その名の通り、チルいのです。
チル(chill)とは、まったりする、ゆっくりする、くつろぐ、といった意味の英語ですが、その放置ぐあいがちょうどいい。

ベッドから見る中庭の景色

それでいて、
「プールっているでも入れるの?」ときくと、
「うん、いつでも大丈夫。あ、タオルがもう一枚あったほうがいいね!」といってサッと出してくれたり。

ご夫婦ともそんな感じで、いつもリラックスしていて、ゲストをほんとの家族のように気ままにしつつ、さりげなく気遣ってくれました。

ホテル近くにある2晩通ったデリカフェもそんな感じで、女性オーナーの接客がとても居心地がよかった。
ここは日替わりのおかずが8つほど並んでいて、好みのご飯とおかずを選べるスタイル。
ゴーヤやインゲンなど野菜たっぷりのおかずもいくつもあるから飽きないし、ここに通っていたら健康でいられそうです。


ホテル近くのデリカフェ

すごくいいサービスでも、高級すぎると長くは通えません。
もちろん通える人もいるのでしょうが、そうするとゲストを選ぶことになります。
 
いろんな国や環境の人がふらっと気軽に足を運んで、リラックスして楽しんで、人を誘ってまた来たくなる。
そんなおもてなしを自分もできるといいなと思いました。


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