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関係性に風穴を開けて、よく混ぜて
みんな一生懸命に生きています。
家庭でも、学校でも、社会でも。
その場に馴染もう、認められよう、貢献しようと、一生懸命に生きています。
そんな場所で、価値がないと言われたり、否定され続けたりしたら。
きっと居場所がなくなってしまうでしょう。
立場が上の人にとっては、何気ない発言をしただけかもしれません。
発言した本人が実は別のところから圧力を受けていて、そのストレスを言葉として誰かにぶつけたかっただけかもしれません。
周りがみんな言っているからと、同調圧力を感じて心無い発言をする人もいるでしょう。
言っている本人に悪気はなくても、それが人を傷つけます。
そんな時、傷ついた側はどうしたらいいのでしょう。
1度だったら立ち直れる程度のダメージだったとしても、何度も何度も小さな傷を受け続けたら、きっと絶望してしまいます。
本当に価値がないのではないか、世の中のすべてが自分を否定しているのではないかと、閉じこもってしまうことでしょう。
いや、そんなことはない。
世の中は広い。
世の中には美しい世界が広がっている場所があり、あなたが輝ける場所がきっとある。
静かな場所で羽を休めて、傷を癒したら、ぜひ、旅に出てほしいのです。
最初は、まず庭に出て。
続いて、街を歩いてみて。
動き慣れたら、電車やバスに乗って、ちょっと遠くまで足を延ばして。
海を見たり、森に癒されたり、いろんな町の人と話したり。
いろんな人と会い、言葉を交わしていたら、世の中にはいろんな価値観があることに気づくことでしょう。
自分が心地いいと感じる世界があることに気づくでしょう。
行きたい未来が右か左かわからなくても、一歩外に出て気の向いた方向に歩き出せば、何かわかるかもしれません。動かなければ何も始まらないのです。
だから、世の中には広い世界があることを、私はみんなに伝えたい。
外からふらっとやってきた私となにげない言葉を交わすことが、誰かのちょっとした勇気につながるかもしれない。
あれ、なんだか外には面白いことがありそうだ。
光がある方へ、いってみようかな。
そんなきっかけになれたら私はうれしい。
昨日まで、つらいことがいっぱいあったとしても。
これからの未来まで、過去を引きずることはありません。
急に人生を変えることはできなくても、一歩ずつ光の方向に歩んでいけば、今はまだ想像すらできない場所に行くことだってできるのだから。
行った先々で言葉を交わし、閉じた心に小さな風穴を開けたい。
じっと話を聞いて、同じ景色を見て、対話して。
いつもの硬直した関係性に風穴をあけて、小さな違和感をのこしたままその場を立ち去る。
土壌がミミズたちによってかき混ぜられて豊かになるように。
美味しい味噌が菌と混じって風味豊かに発酵していくように。
混ぜて、熟成する媒介となっていきたいと思う。