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親ができるのは、子どもを信じて応援すること。コモンズ投信は、そんなママパパのお守りのような存在であれたら。

12/9・10に開催されるクリスマスフェス2023。
このクリスマスフェスは「子どもたちが寄付体験を通して、社会課題を楽しく学ぶ」というコンセプトのもと、コモンズ投信株式会社さんのご協力によって、全ての子どもたちを無料招待が実現しています。

今回は、そんなコモンズ投信のソーシャル・エンゲージメント・リーダー、馬越裕子さん(以下、ゆうこさん)に、子どもたちやママパパに伝えたいメッセージをお伺いしました。

プロフィール
コモンズ投信株式会社
マーケティング部 ソーシャル・エンゲージメント・リーダー
馬越 裕子(うまごえ ゆうこ)さん
東京生まれ。高校時代に1年間、(国際ロータリー青少年交換プログラムで)ブラジルサンパウロに留学。上智大学外国語学部卒。2008年よりコモンズ投信株式会社にて寄付のしくみ、社会起業家フォーラム、こどもトラストセミナーなどを担当。投資や寄付で、私たちは私たちに代わって「より良い明日をつくる」企業や団体、人物を「応援する」ことができること、一人一人の力が少しでも多くの人が集まれば大きな力になることを伝えていきたい。社会人と大学生の2人の子を持つ母。

お金って、正直とっつきにくく感じるんです

(CHEERS)
コモンズ投信さんといえば、長期投資や寄付、未成年口座「こどもトラスト」でのこどものための積立投資などが特徴的な投資信託さん。
「我が子にはお金の大切さを伝えたい」あるいは「子どもの成長に合わせて十分なお金を準備したい」と願いつつも、「どうしたらいいかわからない」という親御さんが多いのではと思い、今回は2児の母でもあるゆうこさんにインタビューをお願いしました。

ゆうこさん、インタビューを引き受けてくださりありがとうございます。

(ゆうこさん)
こちらこそ、ありがとうございます。ふふ、そんな大層なお話ができるかしら・・。どうぞよろしくお願いします。

(CHEERS)
まず・・・お金とか金融って、大切なことだとは理解しているのですが、正直ちょっととっつきにくくて。ゆうこさんは、元々全く別の業界にいたのに、なぜ金融の世界に飛び込んだのでしょう?

(ゆうこさん)
私自身も、金融や経済のことは全く分かりませんでした!(笑)
でも、前職のTV業界で環境系のドキュメンタリー番組の制作に関わっていた時、、環境のことだけ知っていても、経済を知らなかったら、真の意味では理解できない、解決できないなってずっと感じていたんです。
そんな中、長男が小学生に入学するときいったんTV業界から離れ、専業主婦を3年経験した頃、友人からコモンズ投信のアルバイトに誘われて。ちょうどリーマンショックの真っ只中で、今一体何が起きてるかもわかってなかったんですが、だからこそ「ちょうどいい、働きながら学べるかも!」と、そんな感じで入社しました。当時、金融経験がなかったのは私だけだったかな。間違えて採用されたのかな?なんて思いましたけど。(笑)

コモンズ投信に関わってから、色んな業務に関わりましたが、今はソーシャル・エンゲージメント・リーダーとして、社会起業家の方々のことや、寄付のことを広めるような発信のお仕事をしています。

(CHEERS)
ゆうこさんご自身は、一貫して「伝える」お仕事に従事されているわけですね。

(ゆうこさん)
TVでもなんでもそうですが、私自身は初めての知識とか新しい世界と出会った時、なんだか”風が吹いてくる”感覚があるんですよね。何か行き詰まっている時に打開策が見えたり・・・ちょうど、窓を見てたら風が吹いてきた、という感じで。
ちょっと難しい”お金”の話についても、良い付き合い方を知れたり考えたりするきっかけになったらいいなと思ってます。
なので、どちらかというと私は「金融の人間」というよりは、いつまで経っても、みなさんと同じ目線というか。(笑)「難しいよね〜一緒に勉強しよ〜!」というスタンスです。(笑)

(CHEERS)
なんとも、ゆうこさんらしい回答ですね。(笑)
実際、こどもトラストセミナーや寄付の教室を見ていると、子どもたち、みんなとても楽しそうなんですよね。ゆうこさんという春風に誘われて、金融という新たな世界に冒険に出ているような・・・。CHEERSでも、学びの入り口は”楽しい”ことをとても大切にしているので、とても共感します。

親が子どもにできることって、なんなんでしょうか

(CHEERS)
とは言いつつも、日々お子さんと接する親御さんとしては、「楽しい」だけではやっていられないというか・・。悩みが尽きないかなと思います。ゆうこさんご自身は、2児の母として、子育ての中ではどんなことを感じていましたか?

(ゆうこさん)
親としてピンチ!と感じることのひとつは、「自分が経験していないことを、我が子が経験する」ことだと思うんですね。
例えば、中学受験をしたことがない人が、子どもにはさせなきゃいけない場面とか。そうすると、自分の中にものさしがないのに、塾に言われるがままになってしまうので、必ずしもうまく行かなかったり。でも、どこか「自分がもっとちゃんと言えば・・」そんな風に感じてこどもたちに余計なことを言いすぎてしまったりするんですよね。あとは、子どもは、自分とは全く別の存在だということを忘れてコミュニケーションとってしまったり。「自分もいっしょにすごく頑張ったら、状況を変えられるんじゃないか」そう考えてしまって、結果、こどもを四隅に追い詰めるようなことになってしまったり。。汗。。

結局、親ができることって、一番難しいことだけれど、「子どもを信じてあげられるかどうか」に尽きるんじゃないかと今は、思ってます。「この子は頑張れる子だ」って、信じてあげられたら、もうあとは全部OK。これからも、世の中どんどん変わっていくけれど、子どもにとって力になるのは、「親がどれだけ信じてくれたか」と「親がどれだけ愛してくれたか」なんだろうな、というところまでようやくたどり着けました笑。

かく言う私も・・・長男に「(親から)”今のままでいいよ”って言われたことが、一度もなかった」って告白されたんです。昔から比較的親のいうことを聞いてくれる子だったんですけど、成人してからそんな風に言ってもらってはっとしました。
親心で、ついつい「もっとこうするといいよ、ああするといいよ」なんて言ってしまって、「今のあなたも素晴らしいよ」ということは、全く伝えられていなかったみたいで・・。「常に、もっと頑張らなきゃいけないって思ってたよ」と言われて・・本当にごめんね、と・・。

(CHEERS)
ゆうこさんを知っている人からすると、とても意外なエピソードで驚きです。

(ゆうこさん)
誰しも、我が子のこととなると、どうにもね・・・。
でも、自分自身が大丈夫!と思えたら、きっと幸せな選択をできるようになると思うので、その「大丈夫」を伝えるのが、親の役目だったんだなぁと感じています。

日々「早く早く!」とか言わなきゃいけない場面は多いですから、それは仕方ないんですけど、でもどこかのタイミングで、「あなたは素晴らしいよ」って伝えるのを大切にできたらなって。私自身はそれが難しかったからこそ、お話させていただきました。

子どものやりたい!を応援する、お守りのような存在

(CHEERS)
ありがとうございます。きっと、どの親御さんも、本当は大切にしたいことですよね。日々追われていたり、何か不安なことがあるとどうしても見失いがちで。もっと子どもに向き合えるゆとりが欲しいなって思うんですが・・・。時間だけでなく、お金も。

(ゆうこさん)
そうですよね。統計があるわけじゃないですが、夫婦間の衝突の要因って、大体がお金だと思うんですよね。価値観が違うわけですから。子育てや教育の方針についても、お金の話とは切り離せませんし、上限があるとなるとどうしても衝突しやすい。例えば「歯の矯正をさせてあげたい!」「留学させてあげたいな」「いやいやいらないでしょ!」「そんな余裕ないでしょ」みたいなこととか。
そんな時に、お守りのような存在として、普段のお財布とは別に、使っていいお金があったら、少しは気持ちのゆとりになるのかなって思います。

例えば馬越家では、コモンズ投信のこどもトラスト(こども名義の未成年口座)で積み立てて、成人してから、子どもに「なんでもやりたいことに使っていいよ」と渡したんです。次男は、世界一周の旅という自分への投資にそのお金を使うことにしました。すっかり使い果たしてきましたが、掛け替えのない経験を得て帰ってきました。

子どもが、何かやりたいとか挑戦したいと思ったことに、親としてできるだけ応援してあげたいと思う中で、このお金の存在は大きかったなぁと。例えば、公立を予定してたけどやっぱり私立がいいなってなった時に選択肢にできるとか・・一歩踏み出す時に、背中を押すような、お金ってそういう存在であって欲しいなと思うんですよね。

ちなみに、長男に渡した時、それまではお金のこと結構口うるさく言ってたんですが(笑)、「このお金は君のだから、自由に使っていいよ」と言ったら、「ああ信頼されたんだなって感じた」と言われたんです。これは、本当にやれてよかったなと感じました。

(CHEERS)
先ほどの「親は子どもを信じるだけ」の答え合わせのようなエピソードですね。
きっと、どうやっても悩みは尽きないのが子育てかなと思いつつ、その不安を軽減したり、挑戦する子どもの一歩目を応援しているのが、コモンズ投信さんなのかなと感じました。

「意思あるお金の循環」を親子で考える

(ゆうこさん)
お金って、「怖い」って感じてしまうととても辛いなぁと思うんです。使いすぎると罪悪感を持ってしまうとか、お金持ちになることをネガティブに感じてしまうとか。今、幼稚園児の子ですら「お金持ちになりたいか〜!?」と聞くと「ほどほどでいいです」とか返ってくるんです。(笑)何があったんだと。(笑)
でも本来、お金って幸せになるためのツールで、自分にとって何が幸せかがわかっていたら、大丈夫なはずなんです。火と同じで、ただ怖いものとしてだけでなく、上手な使い方を知ると、できることが増えて人生がより豊かになる。そういうことが、コモンズ投信を通じて知ってもらえるといいなぁって思っています。

(CHEERS)
親子で一緒に、自分の幸せは何か、そのためにお金とどんな付き合い方をするのがいいのかを考える機会があるといいですよね。

(ゆうこさん)
まさに、今回ご一緒するクリスマスフェスでは、「どんな世界に生きてたら幸せかな?」を一緒に考えられる時間だと思います。そして、小さな挑戦もたくさんあるのかな、と。
社会にはどんなことがあるのかな?を知って、選んで、選んだらこうなるんだ、こう感じるんだ、というのを学んで。そういった小さな経験がたくさん散りばめられているのかなと。
なので、ぜひ、親子で楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

もちろん、クリスマスフェスだけでなく、コモンズ投信で開催しているこどもトラストセミナーでは、投資先企業さんへの訪問など、様々社会との接点をお子さんたちが感じられる、考えられるワークショップを用意していますので、ぜひ機会がありましたら、ご参加してみてください。
どんな社会や世界がいいだろう、自分たちの未来を主体的に選ぶ練習を、たくさんしていただけたらと思っています。

(CHEERS)
ゆうこさん、ありがとうございました。
コモンズ投信さんが大切にされている「意思あるお金の循環」というフレーズにあるように、意思を問い、尊重してくれるのがコモンズ投信さんだなと感じます。クリスマスをきっかけに、お金や人生について対話する親子が増えたら嬉しいですね。

いかがでしたか?

「子どもを信じて見守る」ということはとても難しいことですが、例えば備えがあるだけで、子どもが何か挑戦したいとなった時に、その一歩を応援しやすくなるのではないでしょうか。
投資や金融は、まだまだ難しい・怖いイメージを持つ方が多いと思いますが、上手な付き合い方を大人も子どもも学べると良いかもしれません。

もし、お金の考え方について学んでみたい、ご相談したいという方は、こちらを覗いてみてくださいね。

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<インタビュー協力>
コモンズ投信株式会社

<取材>
CHEERS株式会社


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