『問い』のバリエーション その2
『100日間を振り返りながら、新たな目標を探し出す』
100日間のライティング講座を書き終えた後、再び次の目標へ向けての
新しい旅路(21日目)
「学ぶ」ということについて考えてみる
大学生との会話の中で、「何を学んだらよいか?」という疑問に答える形で「学び」についての考察を始めました
『学ぶ』ことの一つに【コミュニケーション】というものがあり
その中の「技術」でもある【質問】について考えていきます
『問い』の深さと使う言葉
1.『どんな言葉を使うか?』
コミュニケーションは、互いの使っている「言葉」が同じであることが必要です
他言語の人と会話する時にも、それぞれが使っているのは「言葉」です
例えば、「りんご」と言われて、あの赤い果物のことを思い出すように、
それぞれが既知のものをイメージし、そのものを表す「単語」を、それぞれ発します
互いのイメージが、ほぼ同じであることで、意図や意思を通じることができるのです
通常は、確認する必要が無いのですが、お互いの使っている「単語」の意味を確認しないと「まったく別物」を示していることがあります
特に、経験の少ない人との間では、自分の使っている単語が相手の中に、
どのくらい浸透しているか?を探りながら会話を進めていく必要があります
もちろん、逆もあり「相手の言っている意味がわからない」という時に起こるのは、その「単語」や「概念」を使ったことが無い、触れたことも無いという状況がある場合です
固有の単語(地名や人名など)を話題にする時には、お互いがそのモノ・コトについて知っているかどうか?を「知る」ところから、互いのコミュニケーションは始まるのです
2.使う「言葉」の確認のために
”自分の話ばかりをする人”の特徴に、
使う言葉を「相手も知っているだろう」という前提で話を進める人がいます
新しい話題、未知の情報を知ることは面白いものですが、あまりに前提情報が少ないと理解が追きません
それでもその人の話が『なんとなく面白そう』と思うのは、その話し手の雰囲気や言葉の調子などに左右されているのではないでしょうか?
相手の話を正しく理解するためには、まず使う「言葉」を互いが理解しているか?の確認から始めなければなりません
初めての場所で、道を尋ねてみるとよくわかりますが、
”説明の上手い人”というのは、必ず、こちらが理解しているかどうか?を
意識しながら話をしてくれます
大学などの講義でよく見られるケースでは、理解するのは聞き手の仕事で、話す側は自分の話の内容を理解できるか?ついてこられるかは、相手任せの場合もあるようですが・・・
スポーツなどでは、ルールが決まっており、どのような状況ならどういう判定がされるか?が決まっているので、使う言葉、その時の指示、指し示す対象も明確に表現されます
これは、きちんと「ルール」が決まっているからできること
ところが「会話」において、この「ルール」が確立されていない状態
(まるで異種格闘技か、まったく違うモノ同士の闘いのような感じです)
これでは、コミュニケーションがとても困難を極めます
最初にこの「ルール」の確認である
互いが使う「言葉のすり合わせ」を行うことが【学び】の始まりです
※教科書の末尾にある『用語集』のようなものもそれをまとめたものですね
3.いつも使っている言葉を使う
会話を潤滑にするためには、お互いの知識を計るために、少しずつすり合わせていく必要がありますが、そのためには、相手がどんな言葉を使うか?を意識して「聞く」こと
日常的に使っている言葉には、どのようなものがあるか?
また、言葉に対する「感性」も磨いておく必要があるかもしれません
難しいカタカナ・横文字を多様することで、相手にどのような印象を与えるのか?そういう事を感じ取れるならば、言葉を慎重に選ぶようになるはずです
同じことを説明するのに、より「平易な言葉」を使って説明できるかどうか?
感性とは、言葉を使うTPOをどのくらい意識しているか?が決め手になります
この「TPO(ティーピーオー)」という単語も、どのような人たちが使っていて、どういう場面で使っているのか?どういう事に対して使うことが適切なのか?を知っていないといけませんよね?
相手の知っている事、またその場で使える言葉の数々について、よく知っておくこと。。
そのためには、どんな前提知識が必要か?を考えることで、学ぶべきことが見えてくるのではないでしょうか?
今日の「問いかけ」としては
語彙力を増やすために、どんな事ができるだろうか?
です
『辞書』を引くことも大事ですし、多くの文章を読むことも必要かもしれません
「書くこと」を通して、自分の伝えたいことを、より分かりやすく表現する方法を模索することから始めるのも良いですね
次は『言葉』について、さらに別の角度からお話ししていきましょう
連続投稿123日目
今日も素敵な一日を!!
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