100年企業探検隊 第３話 ～欠かせない「脇役」食品～
◎熊本市 小売業
創業100年以上続いている、熊本市の食品業の会社です。
この会社が100年手がける商品は、主役として調理されることは少ないですが、様々な料理に使われており、多くの料理で入ってないと物足りなさを感じさせるような食品の製造会社です。
直近では、熊本地震があったり、コロナウイルスによるパンデミックが起こったりなどで、お店にも被害があったが、そんな中でも商品作りが出来るような状態に戻ったことに喜びを感じたいという言葉から取材が始まりました。
会社もすごく苦しい時期があり、人員の削減を進められたことがあったが、人員の削減は最後の手段という考えから、まずは人員以外に削減できるところがないか？という模索から始めたそうです。このように、働いている人をものすごく大切にしている会社なので、長期にわたって勤め続けていらっしゃる方も多い会社でした。
また、商品の安売りはしないと決められており、販売する先も厳選しているとの事でした。大手チェーン店から販売の打診もされているが、卸さないようにしているとのことです。もちろん販路を増やすことは、自社の利益を拡大させることに繋がるかもしれませんが、既存の取引店との価格差が生まれ不信感を生んでしまう事にも繋がるので、販売先にはこだわっていると仰ってました。
お話をお伺いした社長からも、働いている従業員様からも温かさを感じるような会社でした。
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