歩けないヤツはクソ、早稲田生にあらず。
はじめに
押忍押忍、男祭り副代表の川口である。軽く最初に自己紹介させていただきたい。現在私は2022年度の男祭りにおいて副代表を務めさせていただいているのだが、以前は企画集団便利舎という企画サークルに所属していた。便利舎を早大生に分かりやすいように言えば、毎年「早稲田王決定戦」を主催している、ちょっとだけイカれ気味のサークルである。私は2021年度の早稲田王決定戦において、企画責任者を務め、大変貴重な経験をさせていただいた。いい思い出である。そんなこんなで、私の周りには早稲田が大好きな変なやつらが沢山いる。お察しの通り、私もその一員なのだが。
しかしながら、私は大学に入った当初は、早稲田王も、男祭りも知らなかった。恥ずかしながらもちろん、この100キロハイクもである。先輩に誘われたから出ただけの100ハイであったが、今考えれば100ハイは、私が早稲田大好き人間になる一歩目の出来事だったのかもしれない。
100ハイとは
ようやく本文に移る訳だが、ここで一つ断っておかなくてはならない。この100ハイにおいて、テーピングを巻くこと、ロキソニンを飲むこと、硬い床で寝て2日目の朝は腰がバキバキであること、それら全ては「キツい」とは言わない。それは普通のことなのである。こう断った上で、私の100ハイはちっともキツくはなかった。至って普通であったと言えよう。したがって、私の100ハイの体験記はちっとも面白くない。ただ、テーピングを貼り、ロキソニンを飲みながら100キロ歩いただけなのだから。
そんな中でも、私の100ハイ体験で大変印象に残っていることが二つだけある。一つ目は、朝フライパンを叩き、けたたましい音と怒号を疲れ切った私たちに浴びせ、強制的な起床を促した昂揚会。そして二つ目は、満月のように光り輝いていた大隈講堂の時計。ただ強烈なのはこの二つだけである。
お分かりいただけるだろうか。これは完全に「洗脳」でしかないことに。それでいいのである。100ハイはなんたってそういうものだから。歩けないヤツはクソ、早稲田生にあらず。そんなレッテルを容赦なしに貼り付けてくる、全く素晴らしい洗脳イベントである。
それにしても、また歩きたいなあ。あの燦々と光り輝く大隈講堂を見たいんだよなあ。
終わりに
果たして、このような文章が100ハイ体験記と呼べるのかいよいよ不安になってきたところであるが、私は今述べたものが100ハイの全てだと思っている。この文章を読み、もう少し具体的な内容を知りたいという方は、福島さんや亀田くんが先きの体験記で詳しく書いてくださっている。そちらの方を読んでいただきたい。そうすれば、より詳しい洗脳内容を知れることだろう。それにしても、また歩きたいなあ…
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