知ってほしい世界
100ハイ。
一歩引いて眺めることしかできないくらい、
おかしくて、圧倒的で、化け物みたいな人しかいない世界。
その世界がたまらなくかっこよかった。
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はじめまして。
所沢キャンパスに通う、早稲田大学下駄っぱーず15代目幹事長の廣瀬マキ(下駄ネーム:ゼスプリ)です。大学入ってからは、9.8割の人から「ゼス」って呼ばれています🥝
今回は、週6で学館に通い踊りまくっていたパフォサー出身の私が、早稲田三大行事の一つ、「本庄〜早稲田100キロハイク」に参加して感じたこと、思ったことを書いていきます。拙い文章ですが、読んでくださる方がいたら嬉しいです、、、
1. この世界に出会うきっかけ
きっかけは、友人からのLINE。
100ハイの募集要項を団体の全体LINEに流して欲しいと頼まれ、その時、初めて今年開催されることを知った。コロナ禍以前は、私たちの団体含め、早稲田のパフォサーも何十人と参加していたみたいだけど、そのエピソードを聞く機会はあまりなかったし、あったとしても、キツそうなイメージしかなくて、私は参加しないかなあと思っていた。なので、初めは応募しないつもりだったけど、100ハイについて調べていくうちに(先代の方々の体験記も読ませていただきました)、想像以上になんか楽しそうだし、早稲田三大行事(早慶戦、早稲田祭、100ハイ)の一つだし、「100キロ歩いたことあります!」って言えたら(今回は50キロだったけど)かっこいいしおもしろいなと思い、参加してみることにした。
2. おかしくて、圧倒的で、化け物みたいな人しかいない世界
当日。一歩引いて眺めることしかできないくらい、おかしくて、圧倒的で、化け物みたいな人しかいない世界が広がっていた。でも、その世界がたまらなくかっこよかった。
100ハイには、ただ歩くだけでも大変なのになぜか仮装したり、選ばれた者だけが行う縛りプレイっていうものがあったりする。特に印象に残っているのが、「10キロの石を担ぎながら歩く人」。何度かすれ違う時があったのだが、とにかくオーラがすごかった。「お疲れ様です!!」とか「頑張ってください!!」とか簡単に言える雰囲気ではなくて、すれ違う瞬間は自分たちの会話が途中でも自然と黙ってしまうくらい異様なオーラを纏っていた。極限状態の中で自分自身と向き合いただひたすらに歩いている、その人間離れした圧倒的な姿を一歩引いて眺めていた。
中間地点まで来ると一度休憩がある。その休憩時間も信じられない光景が。みんな足を休めてのんびり休んでいるかと思いきや、スクワットやシャトルラン、尻尾取りゲームなどが開催されていた。信じられない。もちろん全員強制とかではないけど、多くの男性陣が参加していて、この人たちは全員人間じゃないと心から思った。
今回の100ハイのクラファンページに書いてあった、「早稲田生が胸に刻むべき早稲田精神を少しでも感じていただきたい。また、参加者のその後の人生において忘れられない思い出を刻むことを狙いとしている」という運営の方々の想い。私は一歩引いて眺めていることしかできなかったけど、間違いなく、本気の早稲田精神を見せていただいたし、ここで見た景色は一生忘れないだろう。
ただ歩くだけだと思っていたイベントで、こんなにも心動かされるとは。
3. 私たちなりの楽しみ方
人間離れした人たちがたくさんいる中で、私たちも私たちなりの楽しみ方ができた。
私たちは、下駄っぱーずのアイデンティティーである「下駄」をバトン代わりにして、8人で繋いだ。1人6キロくらいとはいえ、雨が降る中、裸足で下駄を履いて歩くことは決して楽なことではなかった。それに、制限時間があるためのんびり歩いていては閉会式に間に合わない。マックスの早さで歩き続けた。最後の最後で道を間違え、折り返すというメンタル的にも体力的にも大ダメージのアクシデントを乗り越え、8人全員で無事完歩した。振り返ると、スタートからゴールまで一度も会話が止まることはなかった。ただただ楽しかった。最高のチームだ。なんだろうこの気持ち。もうニヤニヤが止まらない。100ハイサイコーー!!
4. 知って欲しい世界
最後に。
100ハイってただ歩くだけじゃない。おかしなことしかしてないけど、そのおかしなことに本気になっている人に心打たれるし、感動する。もちろん、その空間に居させていただきながら、自分たちなりに楽しむことも出来る。馬場歩きも苦ではなくなる。この一生ものの経験を、是非多くの早大生に味わってほしい。この世界を知って欲しい。
少しでも興味があったらぜひ歩いてみてください。他にはない感情が湧き上がってくるはずです!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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