2023年 棚主インタビュー [第1弾]

初めまして!
『地域インターンシップ世田谷』のインターン生として100人の本屋さんに携わっている金安と播磨です。
この度、100人の本屋さんの棚主さんたちに、それぞれのこだわりの棚や人とのつながりについてお話を伺いたく思い、インタビュー企画を行いました。
今回はインタビュー企画のPart1として、3人の棚主さんにお話を伺いました。


◎100人の本屋さんとは
 100人に約30センチ四方の棚1マスを借りていただき、100人が書店のオーナー(棚主)になる仕組みです。

入り口入って右手側の店内の様子




1.元「No.86 KINchan@アーバンイラスト制作室」の棚主の木村さんのインタビューです。

※木村さんは棚主をおやめになっているため、現在は木村さんの棚はございません。

木村さんが描く100人の本屋さんの景色

・世田谷という町とあなたとの関わりを教えてください
 町づくり関連で世田谷区のお仕事を手伝ってきています。また、世田谷区内の活動に参加したり、世田谷の散歩道、世田谷の街角シリーズのスケッチイラストを描き続けています。

・100人の本屋さんを知ったきっかけは何ですか
 知り合いのFacebookかもしれません。

・なぜ100人の本屋さんに本を置こうと思ったのですか
 あらゆるジャンルの本を読むのが子供のころから大好きです。本だけ、活字関係だけは家の中に増えてもよい、という考え方でどんどん本が増えました。でも、そうした本の話を一緒にできる人たちと会いたいと思い、棚主になりました。

・100人の本屋さんにはどれくらいの頻度で来ていますか
 家から電車を乗り継いでくるので頻繁には来れませんが2か月に1回程のペースで来ています。

・棚主になって知り合いや仲間はできましたか
 もともとまちづくり関係の方とは時にお会いしていましたので、その後縁もあり棚主交流会などで新しい分野の方々とお話しできるようになりました。

・棚のコンセプトはなにをイメージしていますか
 まち関係で並べ始めましたが、なかなか手に取ってもらえず、児童文学系にしてみたり、料理小説系にしてみたりしましたが、また建物、まちにしています。

・おすすめの本は何ですか
 「アーバンイラストレーション 街づくりの絵 ーアバイラー」です。

・なぜその本なんですか
 アーバンイラストレーションをしているので、その魅力を多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。

・100人の本屋さんはどんな人におすすめですか
 本を通じてコミュニケーションをとりたい人におすすめです。



2.「No.66 スワン堂」棚主の白鳥さんのインタビューです。

・世田谷という町とあなたとの関わりを教えてください
 世田谷との関わりのきっかけは、東急株式会社で働いている時、新卒の人が住む社員寮が世田谷区にあったことです。そして用賀にある世田谷ビジネススクエアの開発や二子玉川ライズの開発に関わり、二子玉川ライズ開業後のまちづくりにも関わりました

・100人の本屋さんを知ったきっかけは何ですか
 会社の先輩などFacebookの友達が100人の本屋さんで本屋さんをしているのを見て知りました

・なぜ100人の本屋さんに本を置こうと思ったのですか
 自宅に本がたくさんあって、それらを売ろうと考えた時に、一般的な買取のお店だと情緒がないなと感じ、その本に興味のある、心ある人に買ってもらいたいと思ったからです。

・100人の本屋さんにはどれくらいの頻度で来ていますか
 前までは月1だったのですが、100人の本屋さんがオフィスシェアで職場になったので、週2で来ています。

・棚主になって知り合いや仲間はできましたか
 できました。

・棚のコンセプトはなにをイメージしていますか
 昔ながらの本屋さん。昔の明治から昭和の古典っぽいものや社会学に関心があるので、それらに関係する本も多いです。

・おすすめの本は何ですか
 「政治はケンカだ!」です。

「政治は喧嘩だ! 明石市長の12年」泉 房穂, 鮫島 浩

・100人の本屋さんはどんな人におすすめですか
<棚主になるとしたら>
 現在は自ら発信力を持っている人が棚を持っているようなイメージです。しかし、ひそやかに自己主張したい人がひっそりと棚を借りてお気に入りの本を置いているのも良いなと思います。

<お客さん>
 最近は、インターネットで本をチェックしてから本屋さんに探しに行くことが多いけれど、ふらっと立ち寄ってもらって「本と出会う」というような出会い方をしてほしいです。



3.「No.69 虎威別架書房」棚主の東浦さんのインタビューです。

・世田谷という町とあなたとの関わりを教えてください
 東急株式会社で二子玉川ライズの開発に関わっていました。

・100人の本屋さんを知ったきっかけは何ですか
 もともと、渋谷ヒカリエの中にある、『渋谷〇〇書店』というところに本を置いていて、そのときに、『100人の本屋さん』という棚貸し書店について聞いたことがきっかけです。

・なぜ100人の本屋さんに本を置こうと思ったのですか
 年間120冊ほど本を読むのですが、すべて紙媒体のため膨大な量になってしまっているため、買取のお店で二束三文で売るよりはいい本の価値がわかる人に譲りたいと思ったからです。

・100人の本屋さんにはどれくらいの頻度で来ていますか
 月1で100人の本屋さんに来ています。

・棚主になって知り合いや仲間はできましたか
 キャラの濃い知り合いが多くできました。

・100人の本屋さんの棚主を通じて、人との関わりがどのように変化しましたか
 変わらなかったが、似た活動をしている人や似た考えを持っている人が多くいてびっくりしました。

・ 棚のコンセプトはなにをイメージしていますか
 まちづくりの本を置いていて、黄色と黒の阪神タイガースをイメージしています。最初に『渋谷〇〇書店』に本を置いていたため、100人の本屋さんは2軒目となり「別架」とつけました。渋谷の方には主に、歴史ミュージックや「~の歴史」というような本を置いていて、こちらにはコミュニティ関係の本が多いです。

 ・おすすめの本は何ですか
 金安と播磨に個別に紹介してくれました。金安には「優しいロボット」「阪神・四番の条件」。播磨には、「料理人にできること」「アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち」でした。

左:「料理人にできること 美食の聖地 サンセバスチャンからの伝言」  深谷 宏治
右:「アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち」 鈴木 忠平

・ 100人の本屋さんはどんな人におすすめですか
<棚主になるとしたら>
 松陰神社が好きな人で、真面目じゃない人におすすめしたいです。また、たまたま世田谷に縁ができた人に薦めたいです。
<お客さん>
 よその街の人や、松陰神社の近くに用があった時セットで気軽にきてほしいです。


以上が棚主、元棚主の3名のインタビューでした。100人の本屋さんや棚主に興味を持ってくださいましたら、ぜひ100人の本屋さんにいらしてください。


〇営業時間
水・木 おやすみ
金~火・祝 12:00-17:00
臨時休業につきましてはこちらをご覧ください
〇アクセス
東急世田谷線松陰神社前駅歩いて50歩、ファミマの2F。

鉄道でお越しの場合
下記いずれかの駅で東急世田谷線に乗換、松陰神社前駅下車
東急田園都市線三軒茶屋駅
小田急線豪徳寺駅(世田谷線山下駅へ)
京王線下高井戸駅
バスでお越しの場合
‣渋21・渋22・渋23・渋24・渋26・反11
松陰神社前バス停下車、松陰神社通り商店街を松陰神社方面へ向かい、踏切超えて50歩ファミマの2F
‣等13
世田谷区民会館前バス停下車、合同庁舎角を東に曲がり、松陰神社通り商店街に出た左角ファミマの2F
〒1540023 東京都世田谷区若林4-25-14コーナー松陰2F
070-8438-2636

 


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