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17冊目
本日は17冊目。
みどりいせき(太田ステファニー歓人/集英社)を読みました。
ところでみなさん、本ってどんなきっかけで手に取りますか。
わたしはとにかく本屋に本が並んでいる景色がすきなので、パッと見たその瞬間の気になる!が大抵のはじまりなんですが
この本は、きっかけがラップでした。
ラップ。
純文学の新人賞獲った大田ステファニー歓人氏の受賞スピーチがヤバすぎる。 pic.twitter.com/NAt10Lb4gl
— 寝寝 (@nene_CyberHippi) December 15, 2023
「今年のすばる文学賞の受賞スピーチやばすぎ。」そんなツイートが発端で、流れてきた動画を見て思いっきりにやけました。
すばる文学賞ってね、純文学なんですよ。
ここ5年の受賞作こんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1711696857084-8s6HB03NiR.png?width=1200)
だから受賞作のスピーチなんて、あたりまえにしっかりかっちりしてる。そんな中でいきなりのラップ、こんなの見たら読みたくなっちゃうよ、気になるよ!でもまだ書籍化されていない!待てない!
ということで、すばる11月号をお取り寄せして読みました。
(今はもう本が出ているのでそちらのページを紹介)
わからない、聞いたことのない言葉が目まぐるしいスピードで出てきて、頭の中がハテナでいっぱいになったのも束の間、気がついたら読み終わっていた…。独自の言語、世界観、なんだこれは…。すごかった…。疲れる…。疲れたって思うほどの読後感。ためいき。
「みどりいせき」自体もすごくよかったけれど、すばる11月号に掲載された受賞コメントがあまりにも良かったからそっちも紹介させて欲しい。
大田ステファニー歓人「うちは受賞する前からちょーえらい。だから小説くらい好きに書かせてくれ」
川上未映子(選考委員のコメント)「おめでとう!いっぱい書いてね」