ストレス0の世界

西武新宿線武蔵関から徒歩7分ぐらいの所にあるブックカフェ「100BOOKCAFE」店主なべです。

今回は(も?)お店の事は一切関係ないnoteです。

たまにtwitterで「昔こんな酷い目にあったけど今はそんな文化無くなったのかな」的なやつを見かけて、リプに「そんな時代もあったね」とか「今はそんな事してるやついないね」みたいな事が書かれてたりするんですが、それを読んで「昔に比べるとSNSとかを通して嫌な事の共通認識が広まってきたのかな」とか思うわけです。

例えば自分は男で独身なので結婚してる女性の心理とか明確に理解する事は出来ないと思うんですが、既婚女性の投稿だったかな?「子供可愛いんだから早くつくりな的な事を言われるけど体質的に、経済的に、環境的に子供が欲しくてもつくれないから、そういう事を言われる度に傷付く」みたいなのを見て、なるほどって思うわけです。自分もそれなりに良い歳なので、周りに結婚してる人もちらほら居るわけですが、子供は居なかったり。今までは漠然と「他人がとやかく言う問題でも無いし」っていう感じで触れないようにしてたんですが、こういうのを見てより具体的に「なんで他人が口出ししない方が良いのか」っていうのが分かった気がします。勿論、声のかけ方によっては相手の気持ちを楽にする事も出来るんでしょうけどデリケートな問題なので相当難しいでしょうね。

何にしても、こんな風に人が何に傷付いて、何に怒りを感じて、どういう時に哀しくなるのかを共有出来れば世界がもっと優しくなるのかなと思うと同時に果たしてそれは本当に良い世界なのか?と疑問を持ったりもします。

世の中に出てる作品やサービスには怒りや哀しみが原動力になって生み出された物も沢山あると思ってて、パッと浮かんだのが井上陽水の「最後のニュース」で、いや他にもっとなんかあるだろって次に浮かんだのがサンボマスターの「歌声よおこれ」とポップしなないでの「Creation」でした。実際、どういった経緯でこれらの曲が出来たのかは分からないですが、少なくとも全くフラストレーションが無い精神状態で出来る曲では無いだろうと思います。

不安も不満も無くてストレスが0の世界。物凄く魅力的に見える反面、感情を激しく揺さぶられる作品も無くなって良くも悪くも感情がずっと一定の世界。極端な妄想ではあるけれど、そうなったらそれはそれでつまらなそうだなと思ってしまいます。

ストレスを感じないのがストレスになったり?流石に自分はそこまでストレスを欲してるわけでは無いから、そういう世界でも楽しく生きれると思いますが。

まぁ、国のトップとかが人の気を逆撫でするような言動をしたりするので、ストレス0の社会なんて出来ないでしょう。でも、自分の周りだけで考えると出来なくも無さそうです。好きな人とだけしか付き合わないっていうのを徹底してやれば。それが難しいんですけどね。

それに、好きな人の言動だからこそ感情を大きく揺さぶられてストレスが溜まるっていう事もありますし。

あれこれ考えると人と関わってる限りストレスは発生しそうです。そうなると人との関わりを一切持たないのが唯一の方法かもしれないです。

でも、人と触れ合って楽しい時間を過した経験があると全く人と関わらないのもストレス溜まるのかな。

つまり産まれた時からずっと1人で誰とも関わらず生きていけばストレスは発生しない?

…完全にディストピア。笑

結局、人と関わる以上は何かしらストレスを感じる事はあると思いますが、最初にあげた「はやく子供つくらないの?」的な言葉は相手を傷付ける可能性があるって予測が出来る言葉なので、そういう事故は減っていくと良いなと思います。

こういうのって学校教育でどうにか出来るもんじゃないんでしょうね。自分も知らずに言葉で誰かを傷付けてる可能性はある。傷付けた側って自覚が無いから分からないんですよね。物理的に殴ったりしたら手が痺れたり、相手がリアクションしたりして「人を傷付けた」って分かりますが、言葉で傷付けた時ってその言葉を言った本人は傷付けるつもりで言ってないから分からないし、言われた方も傷付けられたのを隠そうとする。

なんかそういう辞書があったら良いですね。性別、年齢、シチュエーションとか色んなカテゴリーがあって、こういう時にこういう言葉を言うと相手を傷付ける可能性があります…みたいなのが一覧になってる辞書的なやつ。

もうあったりするのかな?

そんな感じで思った事を纏り無く適当に綴ったnoteでした。

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