日記:Peglin 2024/11/21
多分日記でまだPeglinの話をしていない。
どういうゲームかっていうと、パチンコ+ローグライク。
ゲーム説明にそのまま書いてた。
主人公は↑の画面の緑のゴブリンで、彼はパチンコによって攻撃力が決まる弾を敵にぶつけて攻撃する。
発射した弾がパチンコのペグ(弾が当たって跳ね返る部分)に当たると攻撃力が加算されていく。画面外に弾が出るまでの攻撃力の合計値が、最終的に現れた敵に対して与えられる…というもの。
ここに弾自体の効果や、恒常効果を発揮するレリックと呼ばれる装備を入手してそれらのシナジーを生み出し、前3ステージを突破しようというもの。
このゲーム、運要素と戦略性がかなりちょうどいい位置にある。
「Slay the Spire」はかなり戦略性の高いゲームである一方で運要素が少ないため、一回ごとの行動選択の重みが高くそこが重荷になっている部分がある。(そこが楽しい部分でもある)
一方で「Peglin」は、ビルドの構成や弾の発射方向はもちろん戦略性に含まれるのだが、一度発射した弾がどのような軌道を描いて、最終的にどのくらいの攻撃力になるのかははっきり言って予測不可能だ。
大体おんなじ軌道に弾を撃ったつもりでも、ランダムな要素(ペグが動いていたりする)のせいで同じような状況にすることがほぼ不可能な場合が多い。なので、おんなじビルドでも運によって突破できたりできなかったりする。
これが面白く、また同時に滅茶苦茶に不快でもある。
飛んでいってほしい場所に弾が連続で入らないと敵にダメージが与えられないようなケースとかがあり、そういう時に限って沼ったりしてゲームオーバーになるとあまりの理不尽さに「グギギ…!」ってなる。
なぜ自分はこんなことを…?と思ってやめるのだけど、謎の中毒性によってまたやってしまう。
このゲーム、他人には全く薦めたことが無い。薦めるような内容のゲームではないな(失礼)と思いつつ、暇な時にやってしまう。
ある意味ではカジュアルゲームの形として完成されているような気がする。
ちなみに今自分は通常プレイはクリアして、クルーシーボールとかいう自分にデバフがかかった状態でプレイを行うやりこみ要素を回している。
一度それをクリアするとさらにデバフが追加されていきさらに難しくなっていく。
本当になんでこんなことをやっているんだろうと思うのだけど、時たま装備とボールのシナジーでありえないくらいダメージが出る状態になってよくわからない快感を得られるのでやめられないのかもしれない。
Peglinはゆるやかな呪いだ。でもこういうゲームってほかにもある気がするな。別に全然大事じゃないけどなんかやってしまうゲーム。
よく言われるトンカツのくだりを思い出す。なんか学生にトンカツをいつでも食べられるくらいの人生がいいよってやつ。
「いいかい学生さん、Peglinをな、Peglinを楽しむ余裕があるくらいになりなよ。それが人間忙しすぎない暇すぎもしない、ちょうどいいくらいってことなんだ」