今日の朝食 ポーチ ド エッグ
317 賞味期限と感覚と。
今朝は、賞味期限切れ祭の朝食を食べた。まずは卵。割ってみたらまったく問題なさそうなので、小さな鍋にお湯を沸かして塩をひと摘み入れて火を消して静かにボウルから卵を流し込んで蓋をする。酢を入れたり、水流を作ったりせずにただ入れることが多い。出来上がりが、湯上がりの目玉焼きのようになるのが結構気に入っているからだ。今朝は4分ほど湯に使ってもらい、少ししっかりめのポーチ ド エッグになってもらった。
その4分間に、冷凍庫からパンを出してゆっくりと焼いてバターを塗り、さらにヴィンテージ化したヨーグルトを器に入れて味の確認をした。ヨーグルトチェックを終えてOKだったので、梅ジャムを添える。さらに、コーヒーを淹れて、オーツミルクも注いで出来上がり。野菜こそなかったが、充実した朝食となった。
賞味期限切れの食材こそ、自分の感覚と体調が試される時だと思う。余程、保存や保管の状況が悪くない限り賞味期限は目安に過ぎない。傷んでいなければ、ほぼおいしく食べることができる(モノにもよるとは思うが)。自分の感覚を信じて、お腹が痛くなったら本望である。試しもしないで捨ててはいけないと思う。
そして、朝食の時に赤坂塩野の黒久寿というお菓子をぼんやりと想い浮かべていた。しっかりめのポーチ ド エッグをスプーンでつついた時に、急に思い出したのだ。午後、赤坂に打ち合せに行ったときに、常盤松最中と一緒に買って来って、夕方にお茶を点てて食べた。最近のお気に入りの生菓子のひとつ。黒クズって書くと物凄いワルのように見えるが、これは甘くていいヤツだ。文字の力ってすごいなあと思う。