知らずにあなたも違法行為に加担してる!?違法な闇ジビエにご用心!
出るべくして出たか・・・。
というニュースについて今日は掘り下げます。
まずは当該ニュースをお読みください。
最近皆さんもよく耳にすると思いますがこのジビエ。獲るのも食べるのも、活かすのも結構大変なのです。
「出るべくして出たか」と冒頭言ったのは4年前から私も獣皮革活用の面からこの分野に関わり始め、ずっと懸念していたことで言い続けてきました。
今回は皮革の面からではなく皆さんが何気なく口にしているかもしれないジビエが違法行為に加担している可能性があるよ、というお話をしていきます。
※解体のシーンなどで血肉が出てきますので閲覧の際はご注意下さい。
そもそもジビエって?
この「ジビエ」はフランス語からきており「GIBIER」と表記します。
【狩猟などで獲られた野生獣の肉】という意味で日本だと猪や鹿などが思い出されますがこれに限ったものではなく、野生獣のお肉であれば全てを指すことになります。フランスではクマや野兎、野鳥など様々な獣たちが食されていました。
時代は中世ヨーロッパ、当時は王侯貴族などの上流階級者がハンティングなどを行った後で祝宴などに出されていたと言われています。今と違い長距離保冷輸送の技術が確立されておらず肉自体も高価な上に、加工なしの新鮮なお肉が食べられるのはごく一部の限られた人間だけでした。
日本に話を戻すとシカやイノシシだけでなくサルやアライグマといった小獣、もちろん熊やエゾシカなどの大型獣も獲られており食肉として一部では流通しています。これらも全てひっくるめてジビエ/GIBIERという事です。
さて簡単に説明したところで今回の問題点へ入っていきます。直前に「一部で流通しています」と申しましたがこの一部が問題の全部といっても過言ではありません。イチブトゼンブなんて歌ありましたがまさにこれです。※歌詞を調べたら意味は全然違いまして愛の歌でしたw
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