レンティル・スープ
毎日食事のしたくをするのは、大変。
なので、我が家では、よく、いちど作れば2~3日は持つようなものを大鍋で作っておくこと多い。食べ飽きたら小分けして冷凍しとけるもの。
で、今回は、『レンティル・スープ』を作ったのだ。
レンティルて何?と思う方もおられることでしょう。Lentilsというのは「レンズ豆」のことです。レンズみたいな平べったい形をしてるから。アメリカのスーパーに行きますと、乾豆のセクションには必ず棚にある。しかも安い。スーパーで手に入るレンティルの代表は、下の写真の緑色の豆、そして、オレンジ色の豆。
でも、今回は、黒っぽい豆、これを使ってみましたの!
これです!Black Beluga Lentils!
緑とオレンジのレンティルは、煮る時間が短くて済む代わりに煮崩れもしやすくて、長時間煮こむと原型を失ってまるでミキサーにかけたようなドロリとしたスープになります。
でも、この黒い豆は、煮込んでも形が保たれて崩れにくく、豆としての食感を楽しむことができるのです。
下のレシピは、普通のレンズ豆で作ってもOK。ただし、豆の原型はなくなってドロッとなります。ドロッとしたレンティルスープも、それはそれでおいしいんだけどね。
では、材料と作り方です。
材料:
わたしは料理の手際が悪いので、製作過程中にモタモタしてパニックおこさないよう、作り始める前に、スパイス類なども含め材料はすべてカウンターの上に出して並べて確認します。
*玉ねぎ おおきめ1個
*ニンニク 6~7かけ(結構使う)
*イタリアンソーセージ 1ポンド(450gぐらい)SweetでもSpicyでもお好みで。ケーシングに入って売られてるやつなら、中身だけを出してください。
*白ワイン 3/4カップ(安物や飲み残しで十分)
*チキンストック 8カップ(コンソメで可)
*オリーブオイル 適量
*塩・胡椒 適量
*ガーリックパウダー 小さじ1
*オニオンパウダー 小さじ1
*タイム 小さじ1(生を使うなら倍量)
*オレガノ 小さじ1(上同)
*クラッシュド・ペパー 小さじ1(辛目が好きならお好みで調整)
*ベイリーフ(ローレルの葉) 1枚
*ホールトマト 1缶(すでにダイスされててもよい)
*グリーン野菜(今回は庭でとれたスイスチャードを使った。ケールでもよい)
*ブラック・べルガ・レンティル豆 2カップ
*ワインビネガー 大さじ1(すっぱめが好きならお好みで調整)
材料は以上です。わたしは「インスタントポット」で、ソテー機能と、圧力鍋機能を使いましたが、圧力鍋がないなら、普通の鍋で数時間ジックリ煮込めばいいです。
※レンティルは他の豆類とちがって、あらかじめ水に浸しておかなくてもいいですが、圧力鍋を使わずに普通のお鍋でレンジの上で煮込むなら、調理前の3~4時間水に浸しておけば調理時間を短縮できます。
作り方は簡単で、ひとつの同じ鍋に、順番に材料をぶち込んで、炒めたり煮たりするだけです。
1.玉ねぎをざく切り、ニンニクをみじん切り
2.オリーブオイルを熱し玉ねぎを炒める
湯気で写真がくもってら(笑)
インスタントポットなら「ソテー機能」を使って、5~6分ほどよく炒めてください。
3.イタリアンソーセージを加え完全に火を通す
木べらで細かくしながら、イタリアンソーセージを炒めます。全体に火が通るまで炒めつづける。
4.ガーリック、スパイス各種を加えて、よく混ぜて炒める
玉ねぎがシンナリして、お肉にも完全に火が通ったら、そこにみじん切りにしておいたガーリック、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、オレガノ、タイムをそれぞれ小さじ1づつ入れて、クラッシュド・ペパーも加え、よく混ぜる。ガーリックの香がたつまで、1~2分炒める。
5.白ワインを加えデグレーズする
白ワイン(4分の3カップ)を加え、木べらでなべ底を良くこそげ落として、汁気が半分ぐらいに減るまで数分煮詰める。
6.ワインと煮詰めてる間にトマトを手で千切る
予めDICED(角切り)になってる缶詰を使うなら、そのまま。わたしはWHOLE(ホールトマト)の缶詰しかなかったので、手でトマトを小口に千切りました。缶詰の汁もそのまま使うので捨てないで。
7.ストックとトマトを加える
缶詰のトマトと汁全部、ストック8カップをすべて加えます。
8.レンティル豆を加える
レンティルを2カップ加えて、全体を混ぜ、ローレルの葉を一枚いれて煮込みます。
わたしはここで胡椒を小さじ半分ほど足した。
9.圧力鍋で高圧10分
そうです。たった10分でレンティルは煮えるのです!
※普通の鍋でつくるときは、豆が柔らかくなるまで、弱火で2時間も煮ればいいと思います。
圧力サイクル終了したら、自然放置5分、その後マニュアルで圧力をリリースします。
10.ザク切りにした緑葉野菜を加える
インスタントポットをふたたびソテー機能にして、スイスチャード(あるいはケールなど)を加え、ワインビネガー大匙1を加え、3~5分、シンナリするまで煮込みます。
今回は、裏庭の畑で育てたスイスチャードを収穫してきて、ザクザク切って入れました!
11.できあがり
熱いスープを器に持って、パセリかバジルを散らし、スプーン一杯ほどのパルメザンチーズも振って、召し上がれ。
おいしーーー!
今夜は、夏野菜(トマト、レタス、キュウリ)を切って雑に盛って簡単なサラダをつくり、バゲットも軽くトーストしていただきました。スープに合う。
これだけで、けっこうお腹いっぱいになりました。
夫から「これはプロが作ったスープの味」という高評価がでましたぜ(笑)
参考にしたレシピ
このレシピは、ニューヨークタイムズのお料理セクションでみつけて、つくってみました。本家のレシピよりトマトが多めでしたが、ぜんぜんOK。トマトが好きならかえっておいしい。黒いレンティル豆とソーセージが鍵。わたしはこれまでレンティルスープにはいつもベーコンを入れてたのだけど、ソーセージのほうが、あっさりして、好きかも。