名言集#03 質問「苦手なことはしたくありません」(その1)

「きらいなことをやれと言われて、それをやれる能力は、あとで必ず生きてくる」 by イチロー(野球選手)

 いやな練習を、楽しくない勉強を、気の進まないことを、それでもしっかりやる姿勢を身につけることは大切。イチローのスーパープレイも、いやな練習をがんばった日々に支えられている。


※本当に嫌なことは続かない。いつまでこんなことをしなくちゃいけないのか…先が見えないとストレスで心が病んでしまう。この言葉はそのまま単純には受け取ることはできない。おそらくイチロー選手は、嫌な練習の先に「達成したい大きな目標」を見ていたのだと思う。そうすると嫌なことは目標達成のためのプロセスになる。嫌なことではなく乗り越えないといけない課題になる。やっつける相手になる。それはもう「嫌なこと」とは違ったものになっているのではないかな。課題をひとつひとつ乗り越えた後に振り返って「嫌なことをよくがんばったな」と自分をほめたい気持ちになるのだろう。イチロー選手は、ただ嫌なことでも辛抱してやれと言っているのではなく、その先にある目標をしっかり見定めて取り組めば必ず乗り越えられるものだと言っているのだろう。