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「悩みは財産」

これは僕の座右の銘です。

数年前に自分でお店を出して大失敗したときに、ひたすら後悔や反省や不安やらでずっとネガティブに悩んでいる時期がありました。

次の行動に移るべきだとは思いながら、何をしていいか分からないし、自分が何をしたいのかもわからず全く行動できませんでした。
行動しないぶん頭の中で思考だけは働くので、またネガティブなことを考えてしまうという悪循環でした。

そしてそのうちに何に悩んでいるのかがわからなくなり、「そもそもなんで自分は悩んでいるのだろう?」と悩むようになりました。

で、なんとか答えを見出そうと哲学、思想系の本を読んだり動画を見たり、あとは内省をしたりしていたのですが、ある時自分の中で突然パーンとすべてがつながることがありました。

その時に行きついたのが「悩みは財産」という考え方でした。
今回はこのことについてお話してみようと思います。

人は何のために生きている?

この説明をするためには、まず「そもそも人間はなんのために生きているのか?」というところから始まります。

結論から先に言うと、「人間は成長し続けるために生きている」と言えます。
肉体的な成長は多くの人は20代くらいで止まりますが、精神的な成長は死ぬまで続きます。
実際に精神的に成長するかしないかは、本人の成長欲求の有無にもよりますが、「精神的成長を続けたい」という意思さえあれば、人間は死ぬ直前まで成長し続けることは可能です。

人類の歴史を見てみると、なんだかんだ言っても世の中は徐々に発展してきています。
たしかに途中で戦争や災害など不幸な出来事は起きていますが、もっともっと大きな視点で歴史を見てみると、全体的には右肩上がりで成長してきていると言えます。

人間の社会が成長してきているということは、それに伴って人間自体も成長してきていると言えますし、ミクロに見ると個人レベルでも成長しています。

ということは、「人間は常に成長し続けている」すなわち「人間は成長し続けるために存在している」ということなのだと思うのです。
むしろ、「人間は死ぬまで成長を続けなければいけない」と言えるくらいだと思っています。

まずこの「人間は死ぬまで成長を続けなければいけない」というのが前提にあるとして、次に「成長するには?」ということを考えてみます。


人が成長するために必要なこと

そもそも成長するためにはどうすればいいか?成長には何が必要か?ということなのですが、人間が精神的に成長するのに必要なものは、問題や課題といった「壁」になります。
こういった「壁」を解決して乗り越えると、その乗り越えた分が成長した証となります。

例えば勉強して英単語100個覚えられたら100個覚えた分が成長したと言えますし、トレーニングして30キロ走れるようになったら、それだけ分の成長をしたという感じです。

なので成長するためには英単語100個の壁や、30キロの壁など、乗り越えなければいけない壁が必要になるのです。

人間が成長するためには問題や課題などの壁が必要であり、人間は成長し続けなければいけない、これをまとめると「人間には問題や課題などの壁が必要だ」ということになります。


悩みは必要だから起こる

この結論に達したとき、僕の中でそれまで考えていた悩みがすべて吹っ飛んで、解消されてしまいした。
そして「悩みは財産」という言葉が思い浮かんできたのです。

人間の悩みというものは成長するための種なんだと気づいたときに、悩みが実は大切なものだったんだな、むしろ人にとって財産なんじゃないかとさえ思えたのです。

それからは何か悩むことがあれば「この悩みは自分の成長のために存在している」と捉えるようになりましたが、こうやって考えると悩みの解決法が導き出されてきます。悩みの解決法が見えたらあとはそれに従って行動すれば良いだけなのです。

もちろんあくまで解決法が見つかるだけなので、見つかったから状況が改善されるということではなく、実際の解決に向けて行動が必要ではあります。

でもこの考え方で悩みを見直せば、いつまでも無駄に悩む時間はなくなります。

もしもこの記事を読んでいるあなたが何かしら悩みを抱えて苦しんでいたら、「悩みは財産」という視点で見つめなおしてみると解決法が見出せるのではないかと思いますので、ぜひやってみてください。

この記事を読んでくれた人の何かしらの参考になっていただければ幸いです。

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