松岡正剛による千夜語り「一册一声」 販売開始〈No.001〜No.003〉
松岡正剛が千夜千冊をみずから読み、解き、語るオーディオコンテンツ「一册一声(いっさついっせい)」が再び配信を開始します。以前は会員向けのみの配信でしたが、このたび一夜ごとにご購入いただけることとなりました。
「一册一声」は、松岡正剛が自ら千夜千冊を朗読・解説する音声コンテンツです。活字にはないテーマの解読・読書術、秘密のエピソードも盛りだくさん。もうひとつの千夜ワールドをお楽しみください。
配信は毎週月曜日です。これまで収録してきたものを1夜ずつ配信していきますので、じっくりと味わいながらお楽しみいただけます。オープン特別販売としまして、一挙に3夜分を配信いたします。
どこにもない「知のオーディオコンテンツ」をどうぞご堪能ください。
※こちらの商品は、千夜千冊サテライトメディア「方」で2011年から2014年までに配信していたものと同じものとなりますので、ご了承ください。
<オープン特別配信ラインナップ>
[ No.1 雨に残った赤い友禅 ]
第638夜 樋口一葉『たけくらべ』
松岡が「日本の小説の中で一番影響を受けたかもしれない」という樋口一葉の『たけくらべ』。松岡にとってこの作品はフラジリティを描いた文学として、他に類を見ないものだったそうです。千夜の中ではこう締められています「少女たちよ、君たちはおニャン子にもモー娘にもなってはいけません。もっともっと葛藤に遊び、邪険にもなりなさい」。松岡の声とともに少年と少女の葛藤をお楽しみください。
‖視聴‖
▽価格 |1,500円(税込)
▽再生時間|35分44秒
[ No.2 柱時計に住んでるホタル ]
第328夜 谷内六郎『北風とぬりえ』
谷内六郎(たにうちろくろう)は少年の景色を描いた画家でした。「週刊新潮」が思いのたけだけ谷内に夢を見てもらおうと企画したのが本書『北風とぬりえ』です。松岡に「考えられるかぎりの最高のギャラリーだった」を言わしめる作品の数々を覗きながら一冊一声に耳を傾けてみてください。きっとあの頃の風景が見えてきます。
‖視聴‖
▽価格 |1,500円(税込)
▽再生時間|11分13秒
[ No.3 大審問官の大問題 ]
第950夜 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
高校時代に「カラマーゾフも読んでいないのか?」と友人に言われた松岡はその宿題を抱え続けました。「カラマーゾフを読んでないなんて話にならないと告げた安田よ。ここまで待たせてしまったこと、謝りたい」と締めくくられるこの夜で、松岡はどんな回答を出したのでしょうか。
亡くなってしまった友へ、そして巨人ドストエフスキーの大問題をめぐる「遅くなった返事」をじっくりとお聴きください。
‖視聴‖
▽価格 |3,000円(税込)
▽再生時間|59分04秒
<来週配信予定>
▽No.4 絶対少年のフラジリティ
第153夜 ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』
<再来週配信予定>
▽No.5 シャネルな男を見抜きなさい
第440夜 マルセル・ヘードリッヒ『ココ・シャネルの秘密』
---
■カテゴリー:オーディオコンテンツ