はるやまとタニタが協業して新サービスを開発乗るだけで健康チェックと同時におすすめのスーツサイズとシルエットを提案4月28日から、はるやま2店舗で試験提供を開始
はるやま商事株式会社(岡山県岡山市北区表町1-2-3、代表取締役社長 中村宏明)と株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、代表取締役社長 谷田千里)は協業して、体組成計に乗るだけで健康チェックができると同時に、おすすめのスーツサイズと商品シルエット(型)を提案する新サービスを開発しました。タニタが開発した体組成データから体形を推定する新技術「TANITA Body Shape Analyzer」と、はるやまの商品情報を組み合わせたもので、利用するお客様にフィットするおすすめのサイズ、商品シルエットのスーツやフォーマル、パンツやスカートを自動で提案します。購入時における店舗スタッフとの接触を減らし、お客様自身による商品選びの自由度を高めるとともに、買い物時間の短縮や新型コロナウイルスの感染対策にも役立ちます。「はるやま吉祥寺店」(東京都武蔵野市吉祥寺東町1-7-1ハタビル)と「はるやま岡山大安寺店」(岡山県岡山市北区大安寺南町1-7-24)の2店舗で4月28日から試験提供をスタートし、効果検証を経て導入店舗を拡大していく計画です。
これまで、店舗でスーツを購入する際に自身のサイズが分からない場合は、店舗スタッフがメジャーを使って直接採寸をしていました。しかし、採寸時にからだに触れられることを苦手とする人や、店舗スタッフに頼らず自身で自由に商品を選びたいという人も多く、このプロセスを自動化できる選択肢が求められていました。また、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、お客様と店舗スタッフとの接触を減らすための取り組みも必要となっていました。今回開発した新サービスは、これらの課題に対応するものとなります。使い方は簡単です。タッチ画面で年代や身長などの必要な情報を入力して体組成計に乗るだけで、男性であれば「A5(号)」「AB6(号)」など、女性であれば「9(号)」「11(号)」など、おすすめのサイズを表示します。また、併せておすすめの商品シルエットを提案し、お客様の商品選びをサポートします。本サービスの中核となるのが、タニタが開発した新技術「TANITA Body Shape Analyzer」です。本技術はタニタが長年培ってきた体組成計測技術を応用したもので、体組成計ではかった生体情報を基に「首回り」「お腹まわり」「胸囲」「裄丈」「ヒップ」「太もも」のサイズを推定するとともに、おすすめのスーツサイズと商品シルエットを提案します。これにより、スムーズなスーツ選びができるとともに、店舗スタッフとの接触も抑えることができます。
はるやまは2015年に「スーツで日本を健康に」することを宣言し、ファッションの分野からの健康サポートを進めてきました。その一環として、2017年からタニタとの連携をスタート。共同で「歩きたくなるスーツ『i-Suit SUPPORTED BY TANITA』」を開発したり、はるやま店舗内にタニタの業務用体組成計による健康チェックが行える「健康チェックコーナー」を設置したりするなど、さまざまな健康サポート施策に取り組んできました。今回開発した本サービスは、お客様の利便性を高めるだけでなく、同時に体組成計測ができることから既存の健康サポート施策との架け橋となり、これまで以上に具体的な提案ができるようになると考えています。まずは2店舗での実証実験からスタートしますが、将来的には本サービスの導入店舗を拡大するとともに、本サービスで得た健康情報をはるやまの顧客情報と結び付け、お客様一人ひとりに合わせた健康情報や商品情報の提供、食事・運動・休養といった生活習慣の提案など、サービスの拡充を検討していきます。また、はるやまの新商品開発にも生かしていきたいと考えています。
紳士服業界では、少子高齢化によるスーツ着用人口の減少やコロナ禍におけるテレワークの進展などの影響により市場が縮小する中、新たな付加価値による差別化が大きなポイントになっています。一方、ヘルスケア業界においても、将来の市場拡大を狙いさまざまな業種が参入するなど構造改革が進んでいます。はるやまとタニタの協業は、異業種が連携することで新たな価値を生み出し、市場での競争力を高めていくことが狙いです。また、この取り組みは、ひいては日本が直面している健康寿命の延伸や社会保障費の抑制といった社会課題の解決にもつながると考えています。今後も両社で連携し、「日本を健康に」する取り組みを加速していきます。