【取説読書】KD-187(クッキングスケール)
少し前、あるツイートが話題になっていました。それは、「クッキングスケールの上にサーバーをのせてハンドドリップをすると、増えていくはずの質量がしだいに減っていく」というもの。
コーヒーを淹れる手が一瞬止まりました。
もしかして、これのこと?
使っているモデルこそ違えど、やっていることは同じです。だって面倒なんだもん。防水スケールだと高いし。我が家のスケールは今のところ怪奇現象は起きていません。
数日後、アンサー記事のようなものが出ていました。
実はKD-187は生産終了となっていますが、今日はこの取説を読んでみます。
KD-187(生産終了)
<取扱説明書>
<取説ハイライト>
記事内に登場した文面はおそらくこちらでしょう。たしかに、「高温・低温の計量物を直接計量皿に載せないでください」とあります。
これは計量法で決められているものです。精肉店とか計り売りするための計量機器は「特定計量器」と呼ばれるものがあります。
こちらは毎度お馴染みの地域設定。少ない量の計量が多いクッキングスケールこそ、地域設定は大切です。
これは商品を選ぶときのワンポイントなのですが、「計量範囲」と「最小表示」は見てから購入するのがおすすめです。
たとえばパンをつくる場合、たとえば強力粉の質量はそこまで多くなくとも、受け皿のボウルの質量であっさり計量範囲オーバーになる…なんてこともあります。
(私もそれに気づかず買い直しました。失敗談です)
あと、ベーキングパウダーなど少量の計量が必要になるときは最小単位1gよりも0.5g単位、0.1g単位のほうがよかったりします。ご自身がどのような用途でクッキングスケールを使うか、相性を見て選ぶと良さそうです。