【業界あるある】「乗るピタ」と「自動補正」について
タニタの体組成計でよく登場するワード「乗るピタ機能」。ときどきお問い合わせがあるので、今日はこの機能について紹介します。タニタの体組成計(体重計ではありません)は、家族でも使えるように4~5人まで計測記録を本体内に記録できるようになっています。
体組成をより正確に推定できるよう、初回は計測前に、生年月日、性別、身長を入力してから本体に乗ります。
体組成計本体のシルバーの部分の電極から、からだに微弱な電流を流して体組成をはかります。このときの体組成を本体が記憶して、次回以降その人が乗ったときに、誰が乗ったのか自動で見分ける機能が「乗るピタ」です。便利ですよね。
▲タニタ体組成計 BC-766/767/768取扱説明書より
さっきサラッと書きましたが、「からだに微弱な電流を流す」というところが乗るピタ機能のポイント。体重とカラダの電気抵抗値から、乗った人を自動で見分けているのです。
双子など、体組成が非常に似ている人など、一部の例外もありますがほとんどは乗るピタで判別可能です。(からだに微弱な電流を流すため、ペースメーカーを利用されている方はご利用をお控えください)
▲タニタ体組成計 BC-766/767/768取扱説明書より
しかも、いままでは測定前にしゃがんでボタンを押してから測定していましたが、「乗るピタ機能」付きの体組成計なら、ただ乗るだけで測定がスタートし、結果を表示します。ボタンいらず。
ちなみに、「自動補正」についてもときどき聞かれますが、これは立てかけ収納などで生じる誤差を自動的に補正する機能のこと。
現在の体組成計は、隙間に立てかけて収納することもできるくらい薄いため、本体を従来とは異なる置き方をしているとゼロ点がずれてしまい、体重測定時に誤差が出ます。この誤差を自動的に補正するのが「自動補正機能」です。
▲タニタ体組成計 BC-766/767/768取扱説明書より
ただし、「それでも正確にはかれない!」という方もたまにいらっしゃいます。その場合は体組成計の使用場所を見直してみてください。ご使用場所がクッションフロアー、じゅうたん、畳のような柔らかめの床面だと正しく測定できません。ぜひ「硬く平らな床」での計測をお願いします。