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ここからまた、新しいステージの扉を拓く──ミッション、コアバリュー刷新に代表・高橋 勇太が込めた思い(後編)

前編では、MANGOの歴史と共に、MANGOが果たすべき役割、発揮する価値をあらためて、2024年の“今”の言葉に置き換えるプロジェクトがスタートするまでが語られました。後編は、そのプロジェクトの具体的な内容について迫っていきます。

新たなアイデンティティーとなる言葉、その策定と過程における独自のプロセス

まず、新たなミッションについて。従来のミッションには「To Whom(誰に対して)」という視点が明確には存在していなかった、などの改善点があったことから、より抽象度を下げ、より具体的にMANGOの存在意義を明示したのが、下記の言葉です。

「誰に対して、どんな武器を使って、何を成し遂げるのか。そしてどんな状態をめざすのか。それをこの2文に詰め込みました。

『輝きの輪』というのは、あらゆるステークホルダーに対しMANGOが存在することで成果が生まれたり、広告主がエンドユーザーに喜んでもらえたり、良い仕事をすることでMANGOメンバーやその家族が幸せになる。さらにはそんなMANGOの姿を見た人が『一緒に働いてみたい』と思えるようになる——そんな“良い”状態が波紋のように広がっていくことを指しています」
 
そしてコアバリューは、このミッションの実現に対しどのような価値観が必要かを言葉にしたものです。今回の新たなコアバリューは、その策定プロセスにMANGOのユニークネスが見て取れます。
 
コアバリュー策定では、ボードメンバーだけでなく、マネジメントクラスのメンバーが参画し、全6回にわたるワークショップを実施。Septeni Japan・デザイン推進室と共に、MANGOの強みとは何かを言語化・可視化し、「らしさ」を抽出していきました。

「たとえば、MANGOらしさを表現していると思うキーワードを挙げていったり、それを絵や図で描いてみたり。ワークショップは私も参加し、メンバーと一緒に議論してきたのですが、このプロセスを通して感じたのは『MANGOにはアクティブなメンバーが集まっている』という確かな手応えでした。

というのも、私が期待していた以上に、自分たちの手でMANGOの価値を上げていきたいと思っているメンバーや、キャリアアップに前のめりなメンバーがマジョリティだったのです。『相手の期待値を超える仕事がしたい』『課題を豊かな視点で捉えたい』といった言葉がどんどん出てくる様子を見ていると、こんなマインドの同志がマネジメント層として会社と向き合っている事実にあらためて気づき、大きな期待感を抱きました」

こうしたプロセスを踏み、最終的に形となったのが5つのコアバリューです。それぞれA・B・C・D・Eの頭文字から始まり、+A(アルファ)、BRIGHT、CRAFTSMANSHIPが一人ひとりの仕事において意識すること、D&I、EXPANDが会社全体での志やマインドとして整理しました。
 
「今回、プロジェクトにSepteni Japanのデザイン推進室が参画したことで、この図のようにマインドをビジュアルとして整理することができました。それぞれのコアバリューはアニメーションでより理解度が深まるようにもなっています。

そして、5つのコアバリューが有機的につながっていることを示したのが、この図です。中央にBRIGHTが立っているのは、自らも輝くことで、あらゆるステークホルダーを輝かせる存在をめざしたい、という思いが礎となり、すべてのアクションつながると考えているからです」

それぞれの解説は上図に委ねるとして、5つのコアバリューには共通して言えることがあります。それは、MANGOの根底に流れている“プロフェッショナルのマインド”です。「この環境にいれば、誰かが自分を成長させてくれるのではないか」といった受動的な感覚ではなく、自発的に一歩先に手を伸ばす姿勢。そして、互いの成長を促しあう空気感があるからこそ、この5つのコアバリューが誕生したといえるのです。

MANGOが表す新しい5つの価値観を体現するメンバーを表彰する機会として、CVAに変わり「ミッションビジョンアワード(MVA)」が開催されます。

ミッション・バリューアワード(MVA)

新たな言葉たちを携え、私たちが進む未来の姿とは

「かつての『チームワーク・責任感・挑戦・笑顔』というコアバリューと見比べると、粒度が細かくなり、よりピリッとした印象を受けるかと思います。それは正しい感覚です」
 
そう高橋が言うように、新たなコアバリューにはこれまでのMANGOらしい温かさ、他者をリスペクトし合える安心感に加え、前へ突き進もうとする力強さや、挑戦を恐れない勢いがあります。そこからは、MANGOの覚悟のようなものが感じられるはずです。
 
「今回、大きくミッションとコアバリューを刷新することで、変わることはおもしろいことなんだ、という感覚をメンバーに抱いてほしいと思っています。たくさんの外的要因が変化している以上、今の組織の形が続いていくことは絶対にあり得ない。だからこそ、変わることに恐怖心を抱くのではなく、いっそのこと楽しんでほしいのです」
 
高橋がそう言い切れるのは、MANGOの財産が「人」であるが故のこと。

「これまで、MANGOは『数字』という定量的成果を出し続けてきました。ただ、それは単に業務効率を上げるといったことだけで実現したものではありません。定量的成果を出し続けるために欠かせない、MANGOに存在する定性的な財産──つまり、『人』という唯一無二の価値があったからこそのものだと考えています。

だからこそ、これからも一緒に今のメンバーと走っていきたいし、新たな仲間も募りたい。MANGOという1つの大きなチームでブレイクスルーし続けることで、未来を切り拓いていきたいのです」
 
では、そんな高橋が描く“未来”とはどのようなものなのか。次のように続けます。
 
「ひと言で表現するとすれば『セプテーニグループのプロフィットセンターに』という表現になりますが、これは私の想いを100%表せているものではありません。

たとえば『九州・沖縄圏で一番に選ばれるデジタルマーケティングの会社になる』と掲げることもできるでしょう。ステークホルダーおよび自社の利益追求に強い意志を持つと同時に、地域からも応援いただきながら従来のMANGOに捉われない挑戦を続ける姿勢も貫いていく。それが、今、この2024年のMANGOがめざす未来だと考えています」

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MANGO株式会社とは、どんな会社でしょうか?

新たなミッション、そしてコアバリューは、この問いへの新たな答えです。そして今回これらをメンバーが時間をかけて策定したプロセスがあったからこそ、MANGOのメンバーの一人ひとりには、これらの言葉にそれぞれならではの解釈や思いも存在するはずです。

ぜひ、あなたがMANGOのメンバーなら、このミッションとコアバリューへの思いを仲間と語り合ってみてください。そして、あなたがMANGOを外から見つめている人であれば、そばにいるMANGOメンバーに、そこにどんな想いがあるか聞いてみてください。そのコミュニケーションの一つひとつが、MANGOという会社を深く知ること、そしてMANGOの未来に胸を高鳴らせるきっかけになるはずです。

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