「余剰」×「複利」/ [くま日誌]146号
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有形資産でも無形資産でも「余剰を作る」ことは大事なことですよね。農業と一緒ですよね。自分で食べる分を確保して、それ以上の作物ができるから他の人にできた野菜とか米とかを売ったりすることができるようになります。
この農業の構造は、自分たちの生活の構造と一緒ですよね。つまり、まず最初に、自分の生活の基盤をしっかりさせる基礎部分を構築し、余剰を生み出すことが大切というわけです。
一度、余剰を生み出すことができれば、その余剰分を未来に投資できるようになりますので、少しづつ未来は明るい方向へ向かっていく事になります。
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次に重要な考え方は、「複利」です。
例えば、毎月1万円の余剰を生み出そうと決めたとして、「一体それがなんになるんだよ?」と考えられる人もおられるかもしれません。実際、自分もそのように考えていた時期もありました。
しかし、投資は複利で回ります。今の1万円の投資は、将来の大きなリターンになって戻ってくることになりますよね。
もちろん実際に長期分散投資投資に回してもOKですし、もちろん新しいスキルを身につけるための学習に対して投資する、新しいスペックのPCの購入に投資するなど、様々な投資に回していく事ができます。
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こうして時間軸を味方につければ、毎月1万円分の投資ができた状態が、気づくと2万円分の投資ができるようになる体力がついてくるという感じです。
そして、雪だるまが転がるように、プラス方向に複利が回りますので、ある一定のところまで行くと、それこそ他の追随を許さない独走状態が生まれるのではないでしょうか。
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その状態を端から見ると、まさか毎月1万円の余剰から始めたとは思わないですよね。「あの人は始めから恵まれていた」「持っている資産が違うから」という感じに見えちゃうのも、ある意味仕方ないほど、気づくと差が出ているんですよね。
常に始めの一歩は、「余剰を作り、その余剰分を未来に投資すること」にあります。