
一月万冊「毒親配信」で起きた事件の背景にあった親との確執(ビハイアパワハラ疑惑訴訟⑤)
一月万冊の「毒親配信」で起きた事件には、丹羽麗子ブログで裏工作が行われたこと以外にも、単なる不幸な事件では済ませられない「背景」があった。
出演者のうち、東京大学の安冨歩教授、社会活動家の今一生氏は、亡くなった女性の親子問題にアドバイスを送るなど、直接的に関与していたようだ。
コーチング 毒親に育てられた人は成功する。自分が大っ嫌いな人ほど成功する、というライブをやろうと思います。0時30分スタート。 https://t.co/vhd3A4SIsr pic.twitter.com/FLzLiSiBWU
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) January 3, 2018
あなたも、「親への手紙」を書いてみよう!
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) January 3, 2018
ブログでも、見せない日記でも。
大山さんは、もう始めてるよ! https://t.co/VswIDOP2yy
安冨教授は、一月万冊に出演する何年も前に、東京大学に「親という名の暴力」の著者をゲストに招いて「戦争体験と虐待の連鎖」など持論を講義していた。
1.『戦争があると"否認"が増える』『私の母は靖国精神』『息子を戦場に送って戦死したらニッコリ笑う』『否認が戦争の原因』『靖国神社の存在は非常に危険』『封印、否認、抑制を肯定する社会的装置』
— ヒムコ🍄子どもを守ろう (@FacismAnti) March 7, 2019
2014.01.08 東京大学講義 1:13:30〜 https://t.co/5iFwVXB8Xi pic.twitter.com/YtbRyMNwbT
虐待 毒親 共感できる経験談『親という名の暴力』小石川真実著 https://t.co/abLszGoM5D pic.twitter.com/vVNXSVx71E
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) May 5, 2016
編集者の今一生氏は「日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?」が代表作で、全国で「子ども虐待防止プロジェクト」を展開している活動家である。
STOP! 子ども虐待 100 プロジェクト 折り返しへ|conisshow|pixivFANBOX https://t.co/aVJxQfmG7y
— 当事者ではなくても寄り添う心があればより良い明日に繋がることを信じています@東亜工業株式会社 (@toakogyo_k) September 22, 2019
親から虐待された100人が書いた本を買おう!
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) August 31, 2017
東大教授・安冨歩さん、応援コメントhttps://t.co/MPBMlQE3WV#8月31日の夜に #夏休み最終日 #東京大学 #東大 #読売新聞 #毒親 #大学生 #YouTube #動画あり #家出したい #家出 #福祉 pic.twitter.com/OTWqOguL4U
両氏は以前から親交があり、それぞれ毒親問題に取り組んでいた。当時の一月万冊は「著者を応援する読書チャンネル」だったため、彼らの主張を紹介したり、活動を宣伝する場になっていた。
亡くなった女性の「毒親配信」はフレンドリーな雰囲気のトークショーで深刻さは感じられず、彼女自身も当初は「毒親の自覚はなかった」と語っている。「自分自身を変える」自己啓発の一環として、親子問題を掘り下げていた印象である。
毒親問題… https://t.co/HjrMTZvLjb pic.twitter.com/6nZDlfAx6z
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) July 14, 2017
進行役である社長がそれぞれの話題を取り上げて関連づけるのは自然な流れで、双方のトークの内容に影響を及ぼし合っていたのは否定のしようがない。
日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?感想。会社でやったら警察沙汰なのに家庭なら教育と許される異常な日本。 https://t.co/n9x37iUnVD pic.twitter.com/KRvb6INEiK
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) November 30, 2017
人生で出会う本と人は、出会ったら失神してしまうくらいでちょうどいい。自分の中の殻を破れ! https://t.co/0DR1sFAuQt pic.twitter.com/tkiqAQsi0o
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) December 24, 2017
社長はよく配信中に「3才で父親に捨てられた」身の上話をするが、出演者の中で似たような境遇を体験している烏賀陽氏とは固い絆で結ばれている。
親は子供に向かって自分が親であることをまるで当然自明の如く主張しますが、子供は親を選んだことはありませんし、選ぶこともできません。私はそれが人生で最も理解できない現象でした。
— 烏賀陽 弘道 (@hirougaya) June 9, 2020
私の父親は婚姻外に愛人を作って私の家庭から姿を消しましたので、恥ずべき人間としてしか認識していません。 https://t.co/h0dmXUmhL6
確認できるだけでも、清水社長、安冨教授、烏賀陽氏は親と絶縁している。今一生氏は親の虐待を告発する活動家で、自らも虐待サバイバーであると公表した。
『子ども虐待防止策イベント』のイベント・ディレクターの僕(今一生)も、虐待サバイバーの一人です。
亡くなった彼女は大学進学で10年以上前に実家を出ており、「毒親配信」を始めた際に社長のアドバイスで約1年前から連絡も絶っていると説明していた。なのに、亡くなる前日の深夜、親に「絶縁状」を書いて送るように命じられていた。
大山さんのお別れ会で、彼女がどれほど愛されていたのかを知った。
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) April 15, 2018
それでも、生きている時の彼女は、それに気づかないほど、たとえ気づいても満たされないほど、愛に飢えていたようだ。
愛に飢えさせたのは誰か?
少なくとも彼女自身のせいじゃない。
遺された彼女の動画は、ネット上で生き続ける。
原告側の記者会見で、彼女が「社員ではなかった、オフィスに住んでいた、会社の貸し付けで多額の借金を背負っていた」などの事実が明るみになった。それらの点について、大学教授やジャーナリストである出演者は誰も触れようとしない。
毒親問題について 日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?の著者 今一生さんとライブやります。 https://t.co/H8y8QhIxnv pic.twitter.com/iyTFRkuLoB
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) May 15, 2018
名誉毀損だな https://t.co/0qWLOydAce
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 19, 2018
名誉毀損だよ。 https://t.co/HAyp3tp6cJ
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) September 22, 2020
現在、人気上昇中のYoutubeチャンネルでも「批判を受け付けない」姿勢は続けられているようだ。コメントやチャットに異論反論を書くと即座に削除される。