「弁論」を見た
こたけ正義感の「弁論」が無料でアップされているので見た。1月15日までとのこと。
なんか、すごい話芸。前半がわりといつものこた正ぽい、法律あるある、弁護士あるある。
後半から自身が広報として関わった、袴田事件について。
後半のヒヤリとする内容に明らかに笑いは減るんだけど、鋭さは増していき、観客がみんなが前のめりで聞いているのがわかる。結構な勢いで「ああ、あのニュースってこんなにひどかったんだ」ということに気づいていく。そしてその内容が「一つの社会的に大きなトピック」ということだけではなく、わたしたちの生活圏内に発生しうる身近な事なのだという点もきちんと気づかせる仕組みがある。
おもれ〜(ガク)
終盤「弁護士すぎる〜〜」とうっすら検察を慮るくだりがあるけど、そのあと検察庁のHPでしっかりオトすのもバランス的にかなりいい。弁護士の矜持があるように思う。
伏線回収されて気持ちいい、みたいなコメントがあったけど、これって割と普通にフリオチと言えばいい気もする。今回の前半と後半のパートの関係は落語のマクラと本ネタの関係に近いのではないかと思う。
そんなことない?
私が落語脳なだけ?
少なくともいぐちんが文句言う最近の漫才の伏線とはちょっと違うと思う。(漫才の伏線は引っ掛かりとして時が来るまで解決されない異物であることが多く、落語のマクラは一応それ単品でエピソードトークとして成立するパートであることが多い)
ひろゆきは令和ロマンのインテリさをちくちく言う前に、ここを標的にしたら大したもんだと思う。
つぎのまんじゅう大帝国竹内くんのピンライブのゲストがこた正さんなのでみんな行きましょう。
準々前のこた正さんと落ちちゃったけどやる気まんまんの竹内くんを見よう。