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「江戸のすきま風」を見た

休日午前中の愉快なライブ「江戸のすきま風」をみた

https://kpro-live.zaiko.io/buy/1y0z:DYx:e7f71

漫才師まんじゅう大帝国竹内氏による、昨年から始まった毎月多数の新ネタ漫談を下す狂気のライブ。
R-1は落ちたけどまだ続けます!と昨年高らかに宣言し、新年1発目のゲストは今をときめく弁論師こたけ正義感
「彼はもちろんすごいんですが、このタイミングで呼んだ僕もなかなかじゃあないですか?」というのもまさしくで、大変好評な人の入り。
土曜の午前11時に。

こたけ氏きっかけできているひとも多い中、まんたけさんの表情筋が縦横無尽に活躍し、大きく朗らかな笑いに繋がっていた。なんか、お笑いライブというよりもっと広い何かの会という空気があってよかった。

まんたけ漫談は一個だけ、ちょっと「主張」形式があった。なんとなく主張型の漫談て冷静さを逸している話者を面白がるイメージなんだけど、話中に冷静さを取り戻す時間を入れ込むという不思議な構造のネタで、その冷静さを取り戻すタイムのノイズの方が本ネタみたいな雰囲気だったのが好きだった。書いていて何にもイメージがわかない文章に絶望しているけど、ショートコントがフリでブリッジがネタみたいな漫談。(やっぱり伝わらない)
多分前回の「えげつない言い間違えをする」ネタのバリエーション?ちがうか。なんにしてもスキマに詰められたオカズが美味しいみたいなの好きだ。(すきま風だけに…)

そしてあたりまえにこたけ氏面白い。この面白さにはほんのちょっとだけ笑うことの後ろめたさというか、語り手の冷たさが透けるのもいい。前の嘆きベースより見やすいというか。
あの弁論に没入してしまうの要因の一つに、ちょっとだけあの語り手は感情のどこかをマスキングして話している(あるいは摩耗してしまっているところがある)ように感じるという点もある気がする。

たぶん今回はその理知のこたせいとエモのまんたけのコントラストがめちゃくちゃ功を奏していように思った。2人って割と背格好やフォルムが似てる(面長四肢長い族)のにこう仕上がりが違うと面白いなーと。
これがぴんくと松尾のオジキの違いか…。

終わってから初めて手売りのチケットを買った。なんだかふにゃふにゃした声で前のライブの感想を伝えた自分が気持ち悪かったのだけが嫌だったがあとは素敵なライブ。そしてすぐ次の予告をしてくれるライブはいいライブ。つぎも楽しみです。

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