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トークンをミーム化するのではなくミームをトークン化するという考え方「Tokenize Meme Extension」
こんにちは、ぐっさんです。
今回は、最近書いていたような記事とは少し打って変わって、この前思いついたアイデアを書きます。
記事のタイトルの通りみMemeに関するアイデアですが、あまり僕がミームコインの存在が好きではなかった中で思いついたものになります。
今回はサクッと読める内容です。
もし興味を持っていただけたら、是非声かけてください。
ミームコインの違和感
まず初めに、冒頭の通り、僕はミームコインがそこまで好きではありませんでした。老舗のミームコインというよりも最近のミームコインマーケットに対してそう感じています。
一方で、ネットミームというカルチャー自体は、とても好きです。ネットはミームで溢れています。(コイン関係ないミームをネットミームとしています。)
多くのネットミームは、面白がって自分が使ったら伝搬して、それを見て他の人がそのコンテキストを引き継いで伝搬して…というサイクルを繰り返していくことで爆発的に増加していきます。
しかし、ミームコインの多くは、このコンテキストのネットワークを構築する前に銘柄が上がり下がりに終始していることです。
自分のいちばんの違和感は、ミームコインは、pump / dumpが目的化していて、ミームそのものが伝播することがほとんどないことです。 ミームコインはMemeの経済化、金融化のように見えますが、現時点では単なるババ抜きになっています。
アイデアについて
タイトルにあるTokenize Meme Extensionは、既存のネットミームに金融の機能をつけるための拡張機能を持たせるというものです。
例えば、以下のサイトは、Know your MemeというミームのWikiです。
Know your Memeは海外のサイトなので、日本語のミームはそこまで多くありませんが、「幸せならOKですニキ」は掲載されています。
各ページで実際の画像やタイトル、由来及び経緯、広がり方などそのミームに関する詳細が書かれています。
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ここに拡張機能として、金融の機能を付与するのが今回のアイデアです。
Know Your Memeでこの拡張機能を開くと実際に対応するページ(幸せならOKですニキ コイン)のミームがコインとして発行されており、取引ができるようになっています。
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そのトークンは誰がどのような条件でローンチするのか、ということは現状考えていません。
これは既存のミームコインのlaunch padとは異なり、Know Your Memeというミームありきのサービスに付属している点が重要になります。
ミーム自体が広がっていなければ、このKnow Your Memeに掲載されることがないため、コインの取引を行うことはできません。
つまり、実質的に、「Know Your Memeへの掲載 = ミームとしての上場」のようなことが起こります。当然、Know Your Memeの中立性や掲載フローに問題があれば、意味をなしませんが、ミームが先行して勃興して、コインの機能を付与するという流れを成立させることが重要な点になります。
結論
現在のミームコインの多くは、ミームとして萌芽する前にトークン価格のババ抜きをするというゲームになっています。
Tokenize Meme Extensionは既存のミームをトークン化することで、真にミームコインを成立させるものです。
ミームコインのトラクションにとり作り出されたアテンションを発起点とするのではなくあくまでもミームとしてのバリューを問うためのアイデになります。