12星座もしもシリーズ56(夏休みリゾート編4)
魚「クロヒョウが稼ぐより大事?」
乙女「これは、私の単なる推理なのですが、会長は水瓶君を監視しているのではないでしょうか?」
牡牛「乙女さんの意見に、私も賛成ですぅ!そう考えると、イロイロつじつまが合う事が多いんですよねぇ。」
蠍「何故、会長は水瓶君を監視してるんでしょう?
そもそもに、会長と水瓶君の関係って、さっき言ってたような幼馴染って話だけなんでしょうか!」
魚「蠍ちゃん、推理力全開モード?」
乙女「そうですね!まずは、私が感じた違和感からお話しましょう!」
ってな感じで会長は水瓶を何故監視してる?話題で、かなり遅い時間まで盛り上がった4人だった。
魚「あ~~。蠍ちゃんと少しだけする恋バナは楽しいけど、この話は難しすぎ~~。
で、会長は水瓶のコトが好きなわけね?」
蠍「あ、魚ちゃん、それはちょっと違うと感じます!」
牡牛「会長は、水瓶君のコト確かに気にしてはいますが、監視対象としてなのかなぁ~~ですぅ!」
魚「そうなの~~?好きとは違うの?」
乙女「多分、恋愛的な好きではないかと。」
牡牛「ちょっとつまんないですぅ~~(笑)」
乙女「双子君にも、水瓶君の家庭環境に関して少し探り入れたんですが・・・・。」
牡牛「それがですねぇ・・・。」
おいおい!恋バナすんじゃなかったんかいw
でも、とっても盛り上がったバイト1日目。
4人はそれぞれ疑惑を抱えながらも、その日はぐっすりと寝てしまったのだった。
ss(ミュー)「水瓶くんも皆もご飯しよ~~よ~~!午前中のあまり日が当たらないうちに浜辺でレッスンしたいし!時間大切なんで、ご協力お願いします!」
てなわけで、朝食とって午前中はお勉強タイムも兼ねた家庭教師アプリ育成タイム。
射手「水瓶~~、家庭教師に教えるのがめんどい~~!」
水瓶「ん、それね。まぁ、学習アプリとかと連動させて読みこませるってのも出来るんだけど、今はこれまでの復習も兼ねて敢えて家庭教師AIを作って行くのが、自分のためになると思うよ。」
山羊「なんとなく、私が教えてやってるのに、後から教えられるって腑に落ちない感じです・・・。」
水瓶「山羊みたいなタイプなら、一気に学習させて上のコト学べるようにしちゃう?」
山羊「なんだかそれもアプリに負けたようで悔しいです!やり通しましょう!!!」
射手「俺は、一気に上行っちゃいたいかなぁ~~!」
天秤「俺も、もたもたしてたら、水瓶改造は永遠の夢になるかもだ!」
水瓶「ん?俺って改造されちゃうの??」
天秤「ん??(あ、つい言っちゃったよw)まぁ、その・・・そのほうが水瓶のためになるかな~~~!なんて!」
水瓶「改造ってなんか、ワクワクするね!(笑)俺、体いらんから改造して欲しい!!!て、それはさておいて!三人とも一気に学習させるね。」
獅子「俺も一気に学習させて欲しいんだけど?」
水瓶「獅子は、ダメ!」
獅子「え?なんで??」
水瓶「今学期、結構頑張って勉強してたのに、成績あんまり上がってなかったよね。
それって、どこかでつまづいているのに、そのままにしてるからじゃないかな。
なので、家庭教師に教えてる事で、復習もかねて獅子の弱点分かるハズ。
それに、このアプリ使って家庭教師は必要ないって、父ちゃんに言うための条件にも、自分でAI育てるって約束したろ?」
獅子「・・・・。そうだよね。」
双子「なるほど~~。獅子、約束は守れよ!」
牡羊「俺も復習も兼ねてのAI育成するし、一緒にやろう!」
双子「俺はAIがどう変化するか成長過程も見たいから一緒にやるよ~~!」
山羊「なるほど!!そういう見方もあるのですね。」
天秤「あぁ、なるほどね!」
射手「それもそれで、面白そうだね!」
水瓶「ん?どうする?一気に学習させない??」
天秤、射手、山羊「まぁ、自力でやって、一気に学習しないほうが面白そう!」
水瓶「皆がそう言ってくれて嬉しい!
てか、そう言うと思ってた!じゃ、頑張ってね!
俺、SSメンバーの様子見て来るわ!
・・・・・ロデム、一緒行こ!」
と言いロデムと一緒に朝練してるSSメンバーに合流している水瓶だった。
山羊「なんか、水瓶君に良いように言いくるめられた感があるのですが・・・。」
天秤「まぁ、気のせいにしておいた方が、心の安寧を保てるな・・・。」
射手「会長と天秤て、なんか心通じてる感あるよね!?」
天秤、山羊「え??」
獅子「えっと・・・、これ、聞いてもイイ?」
双子「だから、俺がさっきから教えてるんじゃん!」
牡羊「まぁ、双子の話、一気に先に行き過ぎで分かりにくいとは俺も思う!」
射手「そう思うなら、なんとかしろよ、牡羊!」
牡羊「俺が説明すると、もっと分からないらしいw」
天秤「だろうなw」
山羊「え??どう説明したんです??」
イコール、皆の勉強にもなってたり・・・。
獅子の勉強をみてあげる事は結局は皆の家庭教師アプリの学習にもなったのだった。
SS(ラムダ)「水瓶君、ホントは体動かすの嫌いなんでしょ?」
SS (シグマ)「てか、体動かす楽しさ、知らなかったんだよね?」
水瓶「SSの皆って楽しくて踊ってるの?」
SS全員「もちろん!!!」
SS(ミュー)「水瓶君、踊る楽しさ教えてあげる!!」
水瓶「え~~。俺ってめっちゃ体動かんよ?」
SS(アルファ)「まぁ、それでも大丈夫!てか、やれる範囲でいいから!」
水瓶「そ、そうなん?」
双子「おぉ、絶対踊れないと思ってた水瓶が、そこそこ踊れてる?に見える!」
牡羊「俺も踊る!!!!」
と言いながら、SSメンバー達に合流しようと走り出した牡羊。
双子「俺も行く!!!」
射手「俺もやりたい!」
と、牡羊の後を追いかける二人だった。
獅子「お、俺も踊りたいかも・・・。」
天秤「獅子、踊ってる場合か?お前、自分が置かれている立場考えて見てる?」
山羊「天秤君、ムチだけじゃダメじゃないでしょうか?少しは飴も与えないと!」
獅子「いや、昼食まで頑張ります!!!!(どっちも、こえぇぇ・・・・。会長、一見優しそうな感じするけど、後が怖そう!!天秤も、見た目は優しそうなんだけど、やっぱ後が怖いイメージが・・・。てか、水瓶、このプレッシャーを日常茶飯事に躱してるって、やっぱ只者じゃないわ~~)」←そんなプレッシャー、水瓶君には感じてませんw
浜辺ではSSメンバー達のダンス特訓が始まっていた。
SS(ミュー)「牡羊君、双子君、射手くん、さっき見たばっかりなのに、めっちゃ上手いぢゃんw。てか、負けないぜ!!!!」
双子、牡羊、射手「おぉ!!!俺らも負ける気しないぜ!!!」
水瓶「えっと、えっと・・・・。次に右足を一歩、斜め45度に出して足先を・・・・。」
SS(ベータ)「うんうん、姿勢気を付けてね!」
射手「水瓶、SSの皆に迷惑かけてるんじゃね?踊り、俺覚えた方おしえちゃるわ。」
水瓶「あ!!そうだよね!皆俺に付き合ってくれてありがとね!後は射手と、双子と牡羊に聞いて踊ってみるね!」
SS(アルファ)「水瓶君、気にしなくていいのに!」
水瓶「ううん・・・、付き合わせちゃってごめんね!」
水瓶「・・・・。」
双子「おもしろかった?」
牡羊「体動かすっていいだろ?」
射手「まぁ、せっかくあるんだし、とことん使ってみれば?」
水瓶「んん??どったの?なんかあった???」
射手「いや、お前、体がいらないとか・・・・言ってたし・・。」
じっと射手を見つめる水瓶。
そして、ポンポンと射手の肩を叩いた。
水瓶「まぁ、あればあったで、なければなかった、ってコトで!」
射手『いや、意味わかんね~~!!!』「なんだ??」『なんか俺が慰められてる感って、変だろ?これ!!!』
と思うあまり、思わず水瓶のほっぺを引っ張る射手だった。
水瓶「んろ~~、ほっへひっはるってなんれ~~???」(ほっぺ引っ張るってなんで??)
翌朝、月詠亭での打ち合わせ時、
蟹「今日は、地元神社のお祭りなのね!花火も打ち上げられるのよ!今日は少しだけ早く上がって良いって!皆でお祭り楽しもう!」
魚「うわ~~!花火楽しみ!」
蠍「わくわくします!」
牡牛「えっと、おでんと焼き鳥は食べたいですね!」
乙女「浴衣で行くんですか?」
蟹「皆の分の浴衣用意してるよ~~!楽しもう!」
その日は夕食のお膳を用意してすぐに上がらせてもらい、浴衣に着替えてお祭りに出かけた5人。
牡牛「りんご飴おいしい~~!」
魚「バナナチョコも良いですよ!」
蠍「あ!あそこで射的やってますね!」
乙女「ああいうのは、たぶん当たらないように出来てるんですよね。」
蟹「こっちがね、花火見るのにいい場所なのね!人もあまり来ないし。穴場なのよね!」
といいながら蟹が誘った場所は・・・・。
確かに落ち着いた雰囲気というか・・・穴場だったせいかカップルだらけで・・・。
蠍「・・・蟹ちゃん、なんだか周りの雰囲気が・・・・こそこそ・・・・」
魚「えっと~~~、ここはまずいんじゃないかなぁ??ひそひそ・・・」
牡牛「・・・・。」
乙女「蟹さん、別なところに移動しませんか?・・・・。ぼそぼそ」
さすがに居心地が悪すぎてその場を去って、人混み溢れる花火見学者に交じった5人。
蟹「うわ~~!ごめんね!あんな場所になってるって、知らなかった!」
蠍「めちゃ、穴場ですけどね(笑)」
魚「いやいや、あれって・・・ないでしょ・・・」
牡牛「皆さん、さすがメンタル強い!ですぅ~~!」
乙女「うぅぅ・・・・・。だ、ダメです・・・・・・。受け入れられない・・・・・。」
牡牛「乙女さん、しっかり!ですぅ!!!!」
蟹「乙女さん、ごめんねw変なところに連れて行っちゃって。」
獅子「今日から、近くの神社でお祭りなんだ!で、今夜花火大会あるんだよ!晩御飯はお祭りの屋台ですませちゃおうぜ!」
SS(アルフ)「俺たちは賛成です!てか、明日の昼頃には帰らないとね
、だし。」
SS(ベータ)「今日しかお祭り行けないですしね。」
水瓶「そなんだ・・・。たまにLUINで話してもいい?」
SSメンバー「もちろん!」
みんながお祭りに行くために出かけようとしていたが、水瓶だけは出かける支度をする様子もなく。
獅子「お~い、水瓶!お祭り行くぞ!!」
水瓶「いてら~~!」
天秤「まぁ、水瓶は放っておけw」
山羊「ん、1人じゃないので大丈夫でしょ!皆さん、気にしないで行きましょう!」
水瓶「あ!!!味噌おでんと、焼き鳥セイニク2本よろ~~!!」
双子「おっけ~!」
牡羊「セイニク2本って欲張りだなw」
射手「それ、ロデムの分じゃね?」
SS (ラムダ)「水瓶君だけ残しても良いのでしょうか?」
天秤「ロデムだけ置いておけなかったんじゃないかな?」
獅子「え??俺って飼い主失格??」
山羊「ですね!というか、子供の頃から人混みが嫌いなのは、相変わらずなのよね・・・。」
ど~~ん!!!!
花火が始まった。
魚「花火ってワクワクするのに、少しだけ悲しいかも。」
蠍「うんうん、必ず終わりがあるものね・・・」
二人の会話を聞くともなしに聞いてしまった蟹。
蟹『花火か~~。アルデシアとクリノスの結婚式の時の花火もめっちゃ派手でキレイだったな~。てか、あれって夢??日に日に記憶は薄まって行くけど、二人のコト、忘れたくない・・・。』
牡羊「花火って、終わりの前触れだよな?」
双子「まぁ、どんな事でも必ず終わりが来るけど?」
牡羊『あの、舞踏会の最後の日、もっとちゃんと花火見たかったかな・・・。そういや、ねずことねずじろー、どうしてるかな?・・・。てか、あれってなんだったんだ?夢のようなそうじゃないような・・・。で、あれ???俺って結局カストルと???どうなったんだ?』
獅子の別荘の砂浜で、ロデムと遊んでいた水瓶。
ぱーーん、ぱぱぱーーん!
水瓶「お?ここでも少しだけ見えるね、花火!人でごった返してないし、ゆっくりご飯も食べれるし、最高じゃん!」
ロデム「ごろごろごろ・・・」
山羊「お祭りが終われば、そろそろ夏休みも終わりですねぇ。」
天秤「留学の準備しなくちゃ。」
射手「その前に学園祭だね!」
獅子「その前に夏休みの宿題・・・・。」
双子「まぁ、宿題は別荘いる間に片付けちゃうぞ!」
牡羊「花火楽しもうよ、今は!」
皆、場所は違えど花火を存分に楽しんで、ひと夏の思いでを作ったのだった。