12星座もしもシリーズ11(水瓶殺人事件1)
前回までのあらすじ。
よもやのBL?
疑惑は保留となったが・・・しかし。
天秤「疑惑じゃないしw保留なってないしw」
ボソッとつぶやく天秤だった・・・。
双子「お~、1番乗りだ~(笑)」
水瓶「んんん・・・。シャンプーハットがない( ノД`)シクシク…」
双子「今、天秤が全部持ってきてくれるって~。まずは服脱いどけ。」
水瓶「天秤うるさい。おかんみたい・・・。」
こらこら水瓶、天秤だってお前の世話なんかしたくねぇよ!
この3人の組み合わせだから、仕方なくやってるんだから、気持ちを汲んであげて!
水瓶「んん??」
双子「どうした?」
水瓶「なんか、変な声が聞こえたような・・・」
双子「俺たち以外誰もいないよ?」
がらがら。
男湯のドアが開いて天秤が水瓶の着替えやお風呂道具一式を持って入って来た。
天秤「ほい、シャンプーハットも入っているから安心しろ」
水瓶「ありがとーー!おかん、言ってごめん!」
天秤「?なんの事?」
天秤からお風呂道具を受け取って、さっそく洗い場に入って行く水瓶。
双子「水瓶~~!ちゃんと体洗ってから湯舟はいれよ~!じゃないと、天秤に怒られるから!」
水瓶「ん、分かった。やっぱ、おかんみたい。」
無心にシャンプーする水瓶。
水瓶「泡立たない・・・?なんで?」
双子「あ~あ、お前、これリンスだろ?てか、リンスなんて持ってたの?」
天秤「あ、俺が勝手に持ってきたが・・・。」
しくじったかな、と斜め上を見つめる天秤だった。
速攻洗い終わった双子。
湯舟に行こうとするところを
天秤「双子、自分終わったなら水瓶の垢すりしてやってくれ」
双子「おっけ~!」
水瓶の背中を垢すりで擦り始める双子!
がらがら~~。
そこにファイアー戦隊の面々が。
牡羊「あれ~~?双子って何してんの?」
双子「水瓶の垢すりしてんの!ぼろぼろ出て、ムッチャおもろい~~!」
牡羊「え!え!なにそれ!!俺もやる~~~~!!!!」
水瓶「ぎゃ~~~!!!やめろーーーー。痛い痛い痛い!!!!」
騒いでいる3人を後目に黙々と体を洗う、天秤、獅子、射手であった。
天秤 人目を気にするし、何よりナルシスト。
己の美学を貫くためにも、太る=悪。
なので、基本、太らないよう気を付けているが、しかし。
お菓子食べながらゴロゴロとかが好きだったりで気が付くと!!な、事も。
獅子 キラキラが大切。
なので、スポーツするにもまずは道具から、だったりでなかなか行動しなかったり。
その結果、貫禄たっぷり過ぎに。
運動が嫌いじゃないので、やり始めると体もどんどん絞られていくっぽい。
射手 しなやかな筋肉と長い手足が特徴。
性格も大らかだから、基本太ったり痩せたりとか気にしてない。
その大らかな性格なせいで、食事時間が不規則だったりで、体にも影響が!
でも、気にしない(笑)
体を洗って、露天風呂へと移っていった、天秤、獅子、射手の3人。
天秤「ふぅぅ・・・」
射手「なんだかお疲れさん?」
獅子「ホント、天秤って周りに気を使いすぎというか」
天秤「んん??そっか、俺って疲れてたんだ!」
天秤座さん、人との調和を大切にするのが当たり前になりすぎて、自分のストレスに気づかないってのも、良くありがち。
気付いてくれる人を大切にしなきゃ!ですね。
露天風呂から、内風呂を覗いている3人。
牡羊、双子、水瓶がどうやら騒いでいる様。
獅子「ふーーん。あいつって、あんなとこあるんだ。」
ボソッと獅子がつぶやいた。
3人でギャーギャー騒いでいる水瓶。
水瓶って人間らしくなくて宇宙人じゃないかと思っていた獅子。
でも、今の水瓶を見ていると自分の思っていたのとは少しだけ違うのかな?と思える獅子であった。
射手は、すっかりくつろいで、呑気に鼻歌歌い始めた。
少々思う事はあっても、せっかくのお風呂タイム。
ゆったりくつろいでいる、3人であった。
そんなゆったり感をいきなり壊すような大声が!
双子、牡羊「なんだ??ーーーーーー!」
折角リラックスしてたのに~~。
この話にやっぱり安定は・・・なかった!!??
やっぱり!事件勃発か??
まぁ、平和って面白くないしね(笑)