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これがUXか!と体感できるレストラン

チームメンバの方々と新しいUXを体感できるCelaravirdというレストランに行ってきました。

分子ガストロノミーを楽しめるお店です。
シェフはノーマやエルブジで活躍されていたらしく、それだけで味は間違いなしという感じ。(ちなみにエルブジは知らなかったけど)
食べログも堂々の4.0以上。
ここの素晴らしさは文章では伝えきれませんが、右脳を刺激するには絶好の場所です。

◾︎開場/開演で表現される営業時間

このお店は1回転しかしません。18:30にopenし、19:00にstartという、一風変わった表記なのです。
すべてのテーブルに同じタイミングで同じ料理が出てきます。

◾︎料理とシンクロする音楽

最初、変わった音楽だなと思っていました。よくあるオシャレな楽器が聴こえるわけでもなく、なんなんだろうと思っていたら、あるタイミングで曲調がガラっと変わるのです。

それは料理が変わる時。

波の音が鳴ってると気づいた後に出てきた料理の名前は「渚」。そこで気がつきました。
気がついた時の感動と言ったら…!

◾︎五感すべてを使って表現されたストーリー

味覚はもちろんですが、嗅覚、聴覚、触覚、視覚、すべてを使ってあるテーマが表現されていました。
それが、夏です。
すべての料理に夏の思い出が詰まっていて、五感を使っていろんなことを思い出せます。
夏の食材、夏の風景、夏の音、夏の香り、夏の肌触り。

私にとって、一番の感動は、最後でした。

最終演目は、線香花火。

本物の線香花火と9割がた同じ見た目のソレを、口に運ぶと、パチパチと弾けました。
儚く一瞬の出来事です。

夏が終わったんだと感じました。
もう、外に出たら鈴虫が鳴いているんじゃないかと思うほどに、そのストーリーに飲み込まれていました。

他にも、枝を食べる、葉っぱの朝露を食べる、砂を食べる、粉を入れると色が変わる、などなど。
え、コレ食べるの?とか、何故?!と思うものがたくさん。
それが面白い。

これでどれくらい伝わったんだろう。笑
中々文章では表現しきれません。

たかが食、されど食。
食事は味や見た目を楽しむものと思ってきましたが、こんな表現方法もあるのだと驚きました。

ユーザの予想をはるかに超えて、驚きと感動を生む、もしかしたらアイデアなんかも生まれているかもしれない。そんなユーザ体験を与えられる素晴らしいお店は中々ないなと、思いました。

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