旅行の古典 西国三十三所巡礼①
好きなお寺は京都の瀧安寺!
どうもこさです。
縁あって今年は西国三十三所を巡礼することになったのでこちらでまとめていきたいと思います。画像多めでやっていきますよ!
第一回目の今回の記事では2023年1月21日に訪れた奈良の4軒!!
それではスタートです。
第三十二番 長谷寺
大津市から2時間ほど車で移動して奈良県桜井市にある長谷寺の駐車場に到着。お寺の周りはお土産屋さんや飲食店が多く観光地になっていた。
長谷寺で特に印象に残ったのは「登廊」「舞台」「仏像」。
まず「登廊」は段差がよちよち歩きの幼児を受け入れる姿勢を感じる程に優しく落ち着いた雰囲気。今までで出会った中で一番優しい階段。その階段のおかげで、けっこうな坂を登っていくんだけどお寺にやってきたんだなと感じる余裕が十分にあるのが良い。そして真っすぐと本堂へと目掛けていかず、何度か折り返すことで今まで歩いてきた登廊の外観を観れて内からも外からも楽しめるのが良い。
続いて「舞台」舞台があるタイプのお寺は記憶してる限り京都の清水寺しか行ったことがないはず。こちらからは山に囲まれたお寺とその下に続く町が一望できてめっちゃ気持ちが良い!きっと桜のシーズンなんかは最高だろうなと想像が膨らんだ。
そして「仏像」予習なしの予備知識なしで訪れたのだけど初見の人は仏像の前に立つと迫力でまず驚くと思う。十一面観世音菩薩像は国内で一番高い木造の仏さまとのこと。高さは10mもある!上から巨大な像に覗かれているのは生き物として本能的な恐怖みたいなのを感じてしまってマジで怯んだ最高!!
第七番 岡寺
30分程移動して岡寺に到着。悪龍を封じた伝説から「龍蓋寺(りゅうがいじ)」とも呼ばれ「日本最初の厄除け霊場」として知られているそう。
はじめに訪れた長谷寺はどデカいお寺だったのだけど、こちらの岡寺はコンパクトにまとまっている印象を受けました。そして全体的にわりと新しく置かれたであろう子綺麗さがあった。こちらで特に印象に残ったのはやはり「塑像」 (土でできた仏像)如意輪観音座像。高さは4.85mと現存する塑像で日本最大。巨大なのだけど白く柔らかそうなこちらは長谷寺での十一面観世音菩薩像の持つ威圧感とはまた違った大きさを感じた。
第六番 壷阪寺
岡寺からら15分ほど移動できるが、せっかくなので石舞台古墳へ寄り道してから壺阪寺へ到着。
壷坂寺を一言で表すなら仏教博物館だと思う。
この日まわったどのお寺とも違いカラフルな説明パネルが色んなとこに置いてあって仏教やブッタの生い立ち(設定)が学べるようになったいた。そして石像が多い。最初からここに置くぞと決められて置かれてるというよりかはここのスペース空いてるし仏像置いちゃおうくらいの配置でウケた。
外で見る高さ20mの大観音石像は他の屋内で見た仏像よりも圧迫感がなかったように思う。仏像の足元まで行けることや、自然に馴染んでる感じがあるからかも。
第九番 興福寺 南円堂
お昼ご飯を食べ損ないコンビニで軽食を買って奈良の中心街へと1時間半の移動。時刻は16時半!最終目的地の南円堂。南円堂のある興福寺はとにかくデカい。街と直結してるというか街の一部になっていて今までのように門を通っていないのにお寺の敷地内に入っていました。広さだけじゃなくて金堂や五重塔はまるで自分がミニチュアの世界に入ってしまったような錯覚を起こすほどどデカい。当日訪れた奈良のデカい大仏達の前で自分のちっぽけさを感じたのと似た空間作りなのかも。
感想
今回訪れたのは仏像がデカくて強いタイプのお寺であることが分かった。20mもある巨大な石像、暗い屋内に黒仁王立ちする10mもある木像、座っているのに5m近くある白い塑像を目の前にしたら人は本能的に萎縮しちまうもんだと思う。人が真夜中の漆黒の海を見た時に近寄ってはダメだと理解するのも同じわかりやすさがある。こどもの頃に通わされてた宗教は偶像崇拝は偽りの宗教と主張するところだったのだけど、わかりやすいことは多くの人に伝わることに繋がるので仏教のプロデュースは正しいなと感じたのでした。
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