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【Razer KITSUNE】ちょこっとカスタム



■ Razer KITSUNEのキースイッチ仕様


アクチュエーションポイント(以下APと略称)が1.2mmとなっています。


今回はこのAPを簡単に短くします。

ボタンを押し込んで反応するまでのタイムラグが短くなるので、
インパクト返しがしやすくなったり、方向キーの入力が早くなったりします。


かんたん作業&実用性もある『 ちょこっとカスタム 』です。



その作業内容が、


『  ボタンキャップ軸部分にOリングを装着  』

です。


■ 必要なもの

Oリング(キーボードのカスタムに使うようなやつ)

(商品ページから引用)

Oリングのサイズは以下の範囲がオススメです。

・内径:4~6mm
外径:7~9mm
・厚さ:~1.5mm(太すぎると常時ONになるので注意)

※ 外径の注意点

外径の細いものを使ったり内径が小さくて伸びて細くなってしまった場合、キースイッチ側の溝部分にハマってしまったり、キースイッチのトップハウジングに接しないかもしれないので 外径は8mm前後をオススメします。

軸の溝にハマったOリング(爪楊枝で取り出しました)





■ 作業工程


① ボタンキャップを外す

② ボタンキャップの軸部分に装着

③ ボタンキャップを戻す


・・・作業完了です!!




※ 作業中の注意点

ボタンキャップを外す、取り付ける際には
ボタンキャップの爪を折らないように注意してください。

変な角度で押し込んだりすると折れる可能性があり、
破損してもパーツだけの購入ができませんので注意してください!






■ もしも誤動作する場合

・Oリング
・ボタンキャップ
・キースイッチ

上記3つの個体差でボタンが押しっぱなしになってしまったり、
他のボタンを押した時に入力されてしまったりします。


その場合の対策として、
・複数のOリングを入れ替える
・ボタンキャップを入れ替える( 〇 ⇔ ✕ とか 〇 ⇔ 左 など)
を試してみてください。


しかし、それでも安定しない場合には 1.5mm → 1.0mm にサイズダウンするしかありません。

自分も装着した際に1箇所だけ押しっぱなしになってましたが、
ボタンキャップを入れ替えたら解決した
ので、
やはり個体差と組み合わせにも原因があるかもしれません。





■ 好みに合わせたAPに選択


今回のOリングは1.5mmを使用しましたが、

「 反応が速すぎて誤発しやすくてちょっと・・・ 」

って方は厚み0.5~1.0mm のOリングで調整できますが、
厚さ0.5mmで外径が8mm前後のOリングが見当たらなかったので1mmから調整してみれば問題ないかと思います。




■ さいごに

Razer KITSUNEのボタンキャップにはプレイ中のボタンキャップ脱落を防止するための「 返し 」がついています。

三和製、セイミツ製ボタンなどで使われている構造と同じような返しになっているため脱落することがなく、Oリングを装着してもボタンキャップだけが浮いてくることはありませんので今回のようなカスタムが可能です。

このボタンキャップの仕様はHautePadなどの「ハメるだけ」の構造ではできないので唯一のカスタムポイントとも言えます。


Razer KITSUNEのキースイッチを分解したりして遊んでますが、
やはりカスタムできる部分が少なそうです。

・Oリングの装着
・KailhChocV2 ピンク軸 のスプリング流用
・好みのKeychron ロープロ光学軸に交換する

今はこれくらいのカスタムしかできていません・・・。

とはいえ、最初からシリコンラバーで静音化されていたりするのでカスタムしなくても全く不満のない完成度です。

個人的にはもう少しショートストロークにしたくて色々試していますが、
静音性や押し心地を損なわないような仕様に四苦八苦・・・。

CherryMX製、Kailh製、Outemu製とは形状や構造も違うKeychron規格のロープロ光学スイッチのため、汎用品での互換性もなくて検索してもカスタムや改造している情報が全く見つからないので3Dプリンターなどで自作するしかなさそうです・・・。

それでは良い格ゲーライフを。ノシ

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