【HautePad R16】2ヶ月使用した感想
Haute Pad の T16-RGB から R16 に買い替えてから約2ヶ月、スト6とGGSTをプレイしてきたので買い替え後の使用感などをご報告します。
※ T16-C ではありません。旧製品の赤軸搭載【 T16-RGB 】からの買い替えです。
今回はあくまで純正状態を比較しました。
① T16の不満がしっかり改善されている
・ボタンキャップ
T16で1番の不満点がボタンキャップの戻りと抜けやすさでしたが、今のところ抜けたことはありません。
弾き押し、ピアノ押ししたりすると軸から少しづつ緩んでいき急にスッポンしていたことがなくなりました。めちゃくちゃ快適です。
T16の対策としてボタンキャップをPWSボタンキャップ等に交換して使っていました。
・R16のボタンリムの効果
キャップとリムの間にわずかな隙間を設ける設計となっており、それがきちんと役割を果たしてくれています。
ボタンのストロークにも影響がなく、しっかり押し込めますし戻ります。
「 至極当然では? 」 と思いますが、数多あるレバーレスだと結構お粗末なビルドクオリティの個体もあるため、コストパフォーマンスに直結する部分として重要なポイントです。
② キースイッチの違い
ロープロファイルの Kailh Choc V2軸専用のプリント基板は変わらず。
赤軸 → Crystal軸となっており、
押下圧:50g → 43g
ストローク:3.2mm 同じ
アクチュエーションポイント:1.3mm → 1.2mm
という仕様となっています。
また、クリアボディのためLED発光時の透過率が良く、綺麗に発色してくれます。
・押下圧 43g
数字だけ見れば 7g という誤差とも思えるかもしれない数字です。
ですが実際にプレイして比較してみると確実に軽くなっていることを体感できました。
メカニカルキーボードに拘りを持っている人なら感じやすいのかもしれません。
・アクチュエーションポイント
正直わかりませんでした...。
押下圧が下がったことも相乗して速く感じる気もしますが、押下圧が同じの場合には違いがわからないかもしれません...。
③ ボタンキャップが小径
ボタンキャップが 約25mm → 約20mm と小径サイズになります。
そのため使い慣れるまでは手のポジションやボタンを押し間違える時もあります。これには慣れるまで半月くらい掛かりました。
慣れてしまえば右手のポジションを固定したまま小指までボタンに添えることができます。
自分の場合はドライブインパクトボタンに添えているため、わりと恩恵が大きくなっています。
また、手の小さい人でもボタンに届きやすくなっているため T16 と比較しても非常に操作しやすくなっていると思います。
逆に従来のアケコンボタンに慣れている人には窮屈に感じるかもしれません。
④ START、SELECTの小さいボタンが押しやすくなっている
天板右上に配置されている小さいボタンのスイッチ仕様が変更されているためか、押下圧が下がっており非常に押し込みやすくなっています。
T16では「グッ」と押し込むような硬さでしたが、
「コチッ」と軽快な押し心地になっています。
STARTを小指で押すことが多いんですが、T16では固くて小指の先だけでは押し切れないことも多かったため、かなり嬉しいポイントです。
⑤ 本体重量の軽量化
約940g → 760g
200g弱も軽量化されています。
箱から取り出した時点で軽さがわかりました。
アクリルのトップ天板が少し薄くなっていることが本体重量の軽量化に直結しているようです。
卓上での操作感は変わりませんが膝置きは T16 の方が若干ながら安定感があります。
ですが底面への滑り止めシートや慣れの問題もあるため、軽い方が持ち運びもしやすく利便性も良くなるためメリットとなる方が大きいです。
あとがき
T16 RGB は使い始めて数時間でボタンキャップの抜けやすさや戻りの悪さを体感しました。
購入から1週間後にはボタンキャップを替えて使っていたくらいです。
元々はアケコン勢だったため、ボタンを弾き押ししたりピアノ押しを多用していたことも起因となっていた可能性はありますが非常にストレスだったことは間違いありません。
そのため T16 RGB はボタンキャップを替えてしまえば使い勝手の良いデバイス。
R16 はクオリティが非常に高く買い替えたメリットが大きいため、Steamのみで使うレバーレスコントローラーへの移行では自信を持ってオススメできるデバイスです。
現在は T16 RGB のアップデートモデルに位置する T16C が販売されており仕様も改善されているようですので、それぞれの仕様からオススメポイントを要約しておきます。
T16C : ボタンが全て25mm
手が大きい人、アケコンから初めて移行する人にはボタンキャップが大きいモデルが使いやすいと思います。
Razer Kitsuneがボタン配置なども似ていますが、
Razer Kitsuneはメインボタンは28mm、ジャンプボタンが33mmと独自のボタンサイズのため手が小さい人には使いにくく感じるかもしれません。
R16 : メインボタンは20mm。ジャンプボタンが25mm
手が小さい人、キーボード操作に慣れていてレバーレスが気になっている人にはボタンキャップが小さいモデルが使いやすいと思います。
HITBOXが比較的近いボタンサイズですが、ボタンの種類が違うため押し心地なども全く違う点には注意してください。
Razer Kitsuneを使っていてボタンが大きく感じた人にはオススメです。
(価格も1/3以下ですし...)
CS機でプレイする環境がなくコンバーターを使った評価ができないので難しいですが、Brook社製のWINGMANなどコンバーターで安定動作するのであればライセンス品を買うよりも安価でレバーレスの導入ができるのでPSユーザーにもオススメできます。
R16 で満足していますが、ふもっふのおみせ 様から新発売されたレバーレスコントローラー FK2(不屈) も気になっています。
ラピッドトリガー搭載により自由にアクチュエーションポイントに変更できる点が1番のメリットだと思いますし、CherryMX軸なのでスペーサーを入れてショートストローク化もできればコスパと安定性に優れたデバイスになることは間違いないと思いました。
個人的には
「ラピッドトリガー + ショートストローク化」
が押し心地的にも最適解だと思っているので、購入して分解してみたい気持ちも強いので乞うご期待。
それでは良い格ゲーライフを。ノシ
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