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【 VARMILO FK2 】レバーレスコントローラーについて v3.1.2

※ 2024.10.21 FWアップデート後のお話 ※

玄人向けの内容です。

・2024.10.21. 最新FW v3.1.2 により入力抜けが改善されました。

・2024.10.24 公式X にて不具合の公表について追記しました。

・2024.10.25 FW v3.2.1 がリリースされました。
→【 VARMILO FK2 】FWアップデート v3.2.1とオススメ設定

・2024.10.31 FW v3.2.2 第4のボタンの最適化(追記なし)


今回は【 旧 v2.3.13 】から【 新 v3.1.2 】に
アップデートしてから感じたことを記述します。


【 ラピトリの反応が遅く感じる 】


旧 FWではラピトリの反応は速かったんですが、
アップデート後に明らかに仕様が変わっている印象です・・・。


いくつか思い当たる部分と、その症状を記述します。

・OFF → ON → OFF → ON の入力遅延がある可能性

・ラピトリの入力が OFF になる距離が増えている可能性

・入力が OFF になるまでの時間が遅延している可能性


実際にスト6のトレモ画面でキーディスを出しながらピアノ押しで確認。


比較対象として Haute Pad R16 の試行結果も載せます。

① 旧FW v2.3.13


② 新FW v3.1.2


③ HautePad R16


なぜか1度目の押し戻しまでが2Fになり、N が1Fになっています。

ということは、v3.1.2 のアップデート後の仕様として

・入力信号が OFF になるまでの距離 or 時間が長くなっている
・入力信号が ON になっている時間が増えている(入力抜け対策)

のような推測ができます。

一定の距離、時間を空けないと OFF にならないか、ON になっている時間を長くしているため、2回目の押し込みまで入力信号が持続してしまい、結果として「4F入力だけ」の時が発生しているのではないかと。


でもこれってラピトリの機能として欠陥かと思います・・・。

指を戻した位置から OFF に切り替わり、戻る途中で押せば ON になる


っていうのが本来の機能ですので、

旧 v2.3.13 は応答速度が速くラピトリによる恩恵も受けやすいけど入力抜けがある。

新 v3.1.2 は応答速度を遅くして入力抜けはしないけど、ラピトリの反応も遅れる。


搭載されているキースイッチ、基盤が格闘ゲームに合っていないのか、
ラピッドトリガーが 1F 入力に向いていないのか・・・。


※ 基盤の構造や部品に関しては詳しくないため、あくまで予測でしかないことをご理解ください。


以上のことから、現状でのFK2はピアノ押しを多用するユーザーとしてはプレイへの影響が大きいのでオススメしにくいです・・・。


ちなみに旧 v2.3.13 で起こる入力抜けですが、
ひどい時にはこれくらいの頻度で起こります。

(旧 v2.3.13)

弾き入力など 1F 押しをすると入力が認識されないことがあります。

スト6ではドライブパリィを「中P+中K」の同時押しを行っているのですが、反射的に押した際に入力が抜けてカウンターヒットを受けたことが多々あり、その時点で「?」と思ってリプレイを見たところどちらかのボタンが反応していないことが判明しました。

おそらく2~3F以上押しっぱなしにする場合にはキースイッチが認識されているので、初心者の人には気づきにくい点かなと思います。


この旧 v2.3.13 の問題に対する個人的な解答が、

・ 同時押しボタンを使う
・ 1F押しせずに、押しっぱなしにする
(弾き入力をしない)

くらいしか思いつきませんでした。



今回の内容をメーカー側に問い合わせたところ、

数週間以内にファームウェアの更新にて改善される見込みはあるけれど、
動作確認も兼ねるため完了時期は未定で、明確な案内はできない。

※文章は簡略化しています

といった返信をいただきました。


初心者はわかりにくい(体感しにくい)部分なので、特に違和感がなければ普通に使えますが、精度、性能、速度に不安があるユーザーは現状での購入を避けた方がいいと思います。





10.24. 公式X にて情報公開



とのことから、

・応答速度が速すぎて 1F以下で押す → ゲーム側のフレームレートでは認識されず入力抜けが発生。

・v3.1.2 では処理を遅くして入力抜けを防止 → 今度は遅すぎて1F入力が反映されにくくなる。


そして更新予定の新FWでは、


応答速度を調整可能にするからユーザー側で微調整してね。


という内容です。

この対応になると一番面倒な部分が、

・ユーザーがWEBアプリで調整してゲームに合わせた調整を行う手間

・ゲーム別でどれくらい違うのかわからないため、微調整に時間が掛かる

ということ。

ゲームでキーディスを確認 → WEBアプリで調整 → キーディス確認 ・・・


くっっっそ面倒です。



そしてさらに不安なのが、

・調整した内容をプリセット化できないと、別ゲームをする前にWEBアプリを開いて値を上下しなければならないこと。

・ゲームに合った調整値が見つからないリスク。

せめてプリセット化してデバイスの操作のみでプリセット変更できればいいんですけど・・・。


やはりFK2のキースイッチや基盤、ラピッドトリガー機能は
格闘ゲームに不向きなのでしょうか。(なんのためのデバイス?)

EVO会場から認知されSFLでも紹介されていただけに、現状では残念な評価です・・・。


とりあえず新しいFWアップデート後にどう変わるのかを投稿予定です。

2024.10.31 新FW v3.2.1 の更新記事を投稿しました。


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