第6回室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン120kに向けて
久々の投稿です。
3月のびわ湖マラソンが終わり、フルサブ2.5はいったんお預け。
次の目標はウルトラへとチェンジ。
近い将来スパルタスロンに出場したいとの思いがあり、現状どのくらいの力があるのか。実現可能なのかといったところを見定めるために、取り組んだ。
目標の舞台スパルタスロンの参加条件突破へ
ギリシアのアテネからスパルタを走るスパルタスロンは、36時間で246kmの道のりという途方もない挑戦だ。だが、スタートラインに立つにも、厳しい条件をクリアしなければならない。
条件は2種類。
優先エリート枠・・・高いレベルの標準記録を突破すれば、優先的にエントリーできる。実際ここをクリアできれば、完走は確実にできると思われるくらいの高い基準。
一般エントリー枠・・・エリート枠ほど高くはないが、標準記録があり、突破することで、応募ができる。応募した中で抽選で出場権が決まる。
実際のどのくらいの難易度なのか。
エリート枠は最低ラインが120kmを9時間以内という恐ろしいタイム。
一般枠でも120km12時間以内という…100kmウルトラでのサブ10以上の力が必要。
さすがはスパルタスロンで、一般枠の応募にもある程度のレベルが要求されるのだ。
もちろん、今の自分にはエリート枠の記録を狙うだけの力はない。
今回の室戸阿南のウルトラは一般枠の12時間以内を目指して走ることとなった。
にしても、最低ラインの距離が120km…100kmを超えるマラソン大会ってそれほど多くはない。何度も挑戦できるほど身体にも余裕がないと考えると、一回ごとの大会で、しっかり目標設定し、修正、改善を繰り返していくしかない。そんな思いで四国まで旅に出た。
準備
3月にフルマラソンが終わり、少し休憩を挟みながらも、本番まで1か月ほどしかない。どうやってウルトラに対応していくのかを考えた。
まず、距離走はゆっくりでも2回はしよう。そしてできる限り、本番のコースを想定したコース設定で行おうと考えた。
jogをベースに、2週に1回、60km 走を行った。最初は脚攣りに悩まされ、補給の方法やタイミング、どんなものをとれば、体にどんな変化があるのかを試し、自分に合っているのでは?と思う方法を考えた。
まだまだ経験も浅く、本当にベストな選択かと言われれば、大いに疑問が残るが、現状できる準備はできたと思う。
2回目の60kmでは山対策として、後半の30kmを起伏走になるようにコースを設定した。
上りと下りでどのようにダメージが残るのか、どのくらいのリズムで上れば無理なく目標タイムくらいで走破できるのか、などがむしゃらに走るというよりは、時間がない中でフルに頭を使って対策ができたと思う。
前泊
前日、気合十分で、かつ落ち着いた気持ちで出発した。
直近の天気予報では、雨風吹き荒れるとのことで、かなりビビってはいたが、そこも「体温が上がりにくいなら脚攣りのリスクも少ないだろう」と切り替えられた。むしろ雨でラッキーくらいの気持ちで!
当日の朝、徳島県阿南市まで車で向かい、そこからスタート付近の室戸の宿まで大会側のバスで送迎をしていただいた。
運営のスタッフさんたちには頭が上がらない。僕のこういった超個人的な挑戦に力を貸していただけることに感謝しかない。
宿は古き良き雰囲気の和室。夕食も豪華で、高知の料理を堪能できた。
海も綺麗で大自然を感じられる。いやー、これは普通に旅行でもまた来たいと思うくらいいいところだった。
翌日は朝5:00スタート。
よし、あとは楽しむだけ。挑戦は楽しい。