「勇気を持つこと」


こんにちは。
2022年の始まりに、決意表明も含めて投稿します。

「勇気」をもってスタートラインへ

勇気とは物怖じしない気持ち、気迫のこと。
人間、つい後先を考えて怖気づいたり、ここで勝負しないと!という場面で思いきれなかったりする。
こう書くと、先を見通したり思慮深く考えることが
ダメなことのように捉えられるかもしれない。

そうではない。勇気を持つとは、後先のことを考えないことではない。
後先を考え、熟考した上で、それでもなお思い切ることだ。
考えなしに思い切っても、それは勇気ではなく、無謀なのだ。

マラソンは単純明快なスポーツだ。
序盤からペースを計算すればゴールタイムが見えてしまう。
当たり前だが、ゴールタイムから逆算すれば1kmあたりのペースだって出せる。逆算できるからこそ、現状よりも結果を見すぎてしまうのだ。

「このタイムで最後まで耐えられるだろうか?」

「速すぎやしないか?」

本当に調子が良くて、練習の成果が十分に発揮できそうな時でも、こういった考え方から、あえてペースを落としてしまったりする。

私もこういった経験がある。ただ、予定よりも早いペースであっても身体に余裕があるなら挑戦すべきだ。なぜなら、挑戦できる機会が次いつ来るかわからないから。

身体も刻一刻と変化していく。社会情勢も変化していく。自分の考え方も変化していく。そんな中で、「また次」がいつか来るなんて保証はない。

「今、ここで、決める!これが最後だとしても満足できるレースをしよう」

もちろん、コンディションのこともあり、常に自己ベストを狙えるわけではないのかもしれない。ただ、「今日」と決めたら、勇気をもってレースを進めるべきだ。

その開き直りによって、かえってストレスなく走り切れたりする。


学生時代のコーチにこんな言葉をいただいた。

「自己ベストのレースは必ずどこかでオーバーペースだ」

今までの自分を更新するということは、どこかで必ず「速い」局面があるのだ。その瞬間に引くのか、勇気をもってチャレンジするのか。その結果は、どうだっていい。うまくいけばこの上なく達成感があるし、うまくいかなかったとしても、自分の挑戦に納得はできる。

マラソン界のレジェンド、大迫傑さんはレース後のインタビューで、「チャレンジ」「次に繋がるレース」といった言葉を常に使っておられた印象を受ける。

つまり「今日」チャレンジしないものには「次」はないのだ。

今シーズンのフルマラソンまであと少し。

「勇気」をもってスタートラインへ





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