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イラスト描いて7日で初個展を決めた話 ①
なんとなくスマホのお絵かきアプリでイラストを描いてみた
絵やものづくりとは無縁の生活を送っていたけど、自分はいつか芸術家になる気がしてた
描いた一枚のイラストをなんとなく孫バカのおばあちゃんに見せてみた
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” あんたやっぱり、天才なんだわ。 ”
思ってた通りの反応だった。
おばあちゃんはなんだって褒める
高校を卒業して以来、定職にもつかず、やりたいこともこれといって決まらない孫になんでもいいからやる気を出してほしかったのかもしれない。
” 色遣いがすごい ” ” かわいい ”
” 日本人とは違う感性がある ”
とにかくありとあらゆる言葉で褒めた。
そこまで言うなら、やってみようと思った
すぐにネットで個展を開催できそうな場所を探した
どこか安く場所を貸してくれるところはないか、何も知らない私をサポートしてくれる人はいないか。
そして、Instagramのあるアカウントにたどり着いた
” 若いクリエイターさんを応援したい ”
私がまさに求めていた言葉だった
すぐにDMを送り、その一週間後に直接お会いしてお話させて頂いた
” おばあちゃんを喜ばせたくて、個展を開催したい ”
絵の経験はなく、作品はイラスト一枚だけ
そんな私に ” その行動力が面白い。やりましょう。応援させてください ” と声をかけてくださった
1週間で個展の開催が決まった
そうと決まれば、さっそく作品作り
何も知識がなかったので、とにかく人に会いに行った
個展を開催している地元のクリエイターさんを訪ねて話を伺った時に、自分が無謀なことをしていることに気が付いた
彼は、小さい頃から毎日欠かさずに絵を描き続けている上に、美術の専門学校に3年通っていたらしい
そんな彼でも、個展というステップに進むのは勇気がいるし、時間がかかったという
なんかよくわからないけど、どうやら私はいろいろなステップをぶっ飛ばしてしまったらしい
未知が故にできた行動だった
それを聞いて、一気に焦った私はその日のうちにiPadを購入してイラストを描き始めた
個展開催までの準備期間は5ヶ月ほどだった
そのうち1か月はコロナに感染し、寝込んだりやる気が出なくてサボった
本格的に準備をした期間は結局1か月ほどだった
追い込まれるまでなにも実感がわかなかった
個展まで1か月という短い期間に、はじめて本気で自分のイラストと向き合った
はじめてキャンバスに絵をかき、はじめてオリジナルのグッズをつくった
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表現できないほどワクワクした
自分の世界観で何かを作り上げるという貴重な経験に向けて。
もう、毎日毎日が新しいチャレンジだった
ステッカー、ポストカードなどのグッズをはじめ、
オリジナルのイラストで1からラグマットの制作もした
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とにかく夢中だった
時には、家族の喜ぶ顔を思い浮かべて
時には、誰も来ないシーンとした寂しい個展を思い浮かべながら
どうかどうか、新しい出会いの場になりますように
どうか、この子でもできるなら自分にもできると思ってもらえますように
誰かの原動力になれますように
少しでもワクワクを与えられる空間が作れますように
サポートしてくださったすべての方に感謝を伝えられますように
スタート当初よりどんどん想いが溢れていった
最初は、家族や数人の友人が来てくれたらそれで十分だと思っていた
時が経てば経つほどに私は変わっていった
クリエイターになっていった
無知のまま個展の開催を決めたことが、私の転機となった
一般的な
イラストの経験を積む→個展の開催を決める→開催
のルートではなく、
個展の開催を決める→イラストの経験を積む→開催
といった順番にはなってしまったけれど、結果として
大きなステップを踏むことができたと思う
ここまでの経験で私が伝えたいことは、2つです。
1 順番はどうであれ、やりたいことのために行動すべきだということ
2 アクションを起こした先に応援してくれる人がいるということ
必ずしも出会えるとは限りませんが、世の中には頑張る人を応援したい、そんな素敵な気持ちで見守ってくれる人がたくさんいます。
個展の準備を進めていく中で、本当にあたたかい人との出会いに救われました
私自身も、妬みなどの感情を捨てて、素直に人を認められるようになりました
チャレンジすること自体が、本当にすごいことなのに、誇るべきことなのに、
心無い言葉に傷ついたり、周りの目が気になって上手く行動に移せないことがありますよね
そんな人の背中を押したい
いつしか図々しくもそんな感情が生まれてきました
私自身も繊細過ぎるが故の生きづらさと自己肯定感の低さに悩む身だからこそ、
誰かの拠り所になれるのではないかと思っています
次の記事では、実際の個展の様子と感じたことを書かせていただきます
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老若男女問わずぜひ読んでいただけると嬉しいです☺