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好意(Liking)と恋愛(Loving)の本質を心理学で見抜く

皆さんこんにちは!後藤です!
今回はみんなが気になっているであろう恋愛の心理学について解説していきたいと思います🫶🏽🫶🏽🫶🏽
「好意」と「恋愛」って何が違うの?どうやって見分ければいいの?そんな疑問を心理学的な視点で分かりやすく説明します!
さらに、最後には簡単な診断テストも用意しているので約4500文字ありますが、ぜひぜひ最後まで見てくれたら幸いです(((o(゚▽゚)o))

初めに

好意と恋愛は、似ているようで実は全く異なる感情です。
「あなたの“好き”は、好意なのか、それとも恋愛なのか?」
そんな問いを投げかけられたとき、すぐに答えられるでしょうか?
本記事では、この2つの感情の違いを心理学的に紐解き、あなたの“好き”“愛してる”がどちらに当てはまるのか、そして本当にそうなのかを探っていきます!

好意liking

好意とは、相手に対して感じる親近感や敬意、友情など、ポジティブな感情のことを指します。これには大きく分けて3つの傾向があります。それぞれの好意がどのようなものかを理解することで、自分の感情をより明確に認識できるようになります✨️
この理論は、心理学者ルービンが提唱したもので、彼は好意が感情、価値、行動に基づく3つの異なる形態を持っていると考えました。彼の理論により、好意を単なる「好き」という感情一つではなく、3つの異なる側面に分けて理解することが可能になったのです!!

感情型の好意

感情型の好意は、相手と一緒にいることで感じる安心感や心の安らぎに基づくものです。相手と時間を共に過ごすことで、心が落ち着き、気持ちが安定します!
例:親友や家族と一緒にいるときに感じる、特別な安心感。相手の存在が自分にとって心の支えになることが多い。
感情型の好意を持つカップルは、共に過ごす時間やお互いの感情を大切にし、問題が起きても冷静に対話して解決しようとする傾向が強いです。これが、長続きするカップルの特徴と言えるでしょう!

価値型の好意

価値型の好意は、相手の考え方や価値観に共感し、尊敬する感情です。相手が示す信念や行動が自分にとって理想的で、共感できる点が多いと感じることから生まれます。
例:共通の趣味や目標を持つ仲間に対する好意。相手の意見や行動に対して深い理解や尊敬を抱く。
価値型の好意を持っている人は相手の価値観や信念に共感することを重視しているので、もし相手と付き合って想像と違かったり、価値観合わないなと思うと関係が続きにくくなることがあります。そしてハイスペックが好きな傾向が見られることが多いです。けど努力と共感があれば、価値型の好意をもつ人との関係は良くなります!

行動型の好意

行動型の好意は、相手に対して助けたい、サポートしたいという積極的な気持ちから生まれるものです。相手の問題を解決するために自分の力を使いたいと思う感情です。
例:友人が困っているときに、自分から積極的に手を差し伸べるような行動。相手が困っているときに自然とサポートしたくなる感情。
行動型の好意を持つ人は、他者をサポートすることに喜びを感じ、頼りにされると恋愛対象として意識されやすいです。たとえば、「頼りになるね」や「仕事できてかっこいい」と言うと、喜んで手伝おうとすることが多いです。母性本能が強い傾向もあり、育児や世話を得意とし、介護や保育士などの福祉系の仕事にも向いています!行動型の好意を持つ人の妹になりたかったですね🙂

恋愛Loving

恋愛は、単なる好意とは異なり、深い感情のつながりと強い情熱を伴う感情です。ロバート・スターンバーグの「愛の三角理論」によれば、恋愛は以下の3つの要素が組み合わさったものとされています。この理論もまた、恋愛をより細分化して理解するための重要な枠組みとして広く認知されています。

愛の三角理論

親密性(Intimacy)
 相手との間に深い信頼と絆が築かれていること。感情的なつながりが強く、心の奥底でお互いを理解し合っている感覚です。

情熱(Passion)
 強い魅力や性的な引き寄せ、ドキドキ感。情熱は恋愛の初期に強く感じる感情であり、身体的な欲求が伴います。

コミットメント(Commitment)
 お互いに対して長期的な関係を築きたいという意志。将来に向けて共に歩んでいく決意を意味します。

それぞれが欠けたり偏ったりすると、関係は不安定になりやすいです。この3つの要素がバランスよく存在していることが、健全で持続可能な関係を築くために重要です🫵🏽

7つの愛のタイプ

この3つの要素が組み合わさることで生まれる7つの愛のタイプは、恋愛関係の多様性を反映しており、どれも異なる特徴を持っています。それぞれの愛のタイプについて深めてみましょう!

1. 好意的な愛(親密性のみ)
友情や思いやりに似た愛です。このタイプでは、相手との絆が深く、感情的なつながりを感じますが、情熱や性的な引き寄せはほとんどないため、恋愛感情としてはやや物足りなさが残ることもあります。長期間続く安定した友人関係などに見られることが多いです。安定した関係を求める人にとっては、非常に大切な愛の形と言えます。

2. 情熱的な愛(情熱のみ)
一時的で激しい恋愛感情が特徴で、情熱や魅力を強く感じますが、感情的な絆や将来に対する意志はまだ形成されていません。このタイプは、特に恋愛の初期に強く感じられることが多く、「ドキドキ感」や「急速に惹かれる感覚」が中心です。ただし、この情熱が長続きすることは少なく、安定感が欠けているため、短期間で終わることが多いです。

3. 空虚な愛(コミットメントのみ)
親密性や情熱が欠けており、義務感や惰性で続いている関係です。このタイプの愛では、互いに深い感情のつながりや強い魅力を感じることはなく、ただ単に関係を続けている状態です。例えば、結婚生活が長期間続いているものの、情熱や感情的なつながりが薄くなってしまったカップルに見られることがあります。このタイプの関係は、長期的な維持が困難になる可能性があります。

4. ロマンチックな愛(親密性+情熱)
親密な絆とともに、強い魅力や情熱が感じられる関係です。感情的なつながりが深く、ドキドキ感や魅力も存在するため、理想的な恋愛関係に近いものです。しかし、将来に対する確固たる意志や決意が欠けているため、時間が経つと安定感に欠ける場合もあります。感情的には非常に充実しているため、初期の恋愛でよく見られる形です。

5. 友愛的愛(親密性+コミットメント)
長年の絆を基盤にした、堅実で安定した愛情です。このタイプの愛では、感情的なつながりとお互いに対する将来の意志が強く、安定した関係を築いていますが、情熱的な魅力や性的な引き寄せが欠けている場合があります。この愛は、親密さと安定感を重視する人にとって理想的です。結婚生活や長期間のパートナーシップに見られることが多いです。

6. 愚かな愛(情熱+コミットメント)
理性を欠いた衝動的な恋愛です。このタイプでは、情熱とコミットメントが強く、互いに対する強い決意や意志はありますが、感情的なつながりが欠けているため、冷静さや長期的な視野に欠けます。恋愛においては非常に激しく、衝動的に感じられることが多く、理性を保つのが難しい場合があります。しばしば短期間で終わることが多いです。

7. 完全な愛(親密性+情熱+コミットメント)
理想的な恋愛関係です。親密な絆、強い魅力や情熱、そして将来への意志がすべて揃っており、感情的にも肉体的にも深いつながりがあります。このタイプの愛は、恋愛において最もバランスが取れており、理想的なパートナーシップを形成します。深い信頼と絆を持ちながら、情熱的で将来に対する決意も強いため、長期的に安定した関係を維持できる可能性が高いです。

これらの愛のタイプは、恋愛関係が時間とともに変化することを示しています。初期の情熱的な愛が時間の経過とともに安定した友愛的な愛に変わることもあれば、逆に安定した関係が情熱的な部分を欠くこともあります。重要なのは、関係を築く中で互いの感情や価値観がどう変化していくか、そしてその変化をどう受け入れ、適応していくかです🫵🏽🫵🏽🫵🏽
完全な愛を目指すことは理想的ですが、どのタイプも一長一短があり、状況やタイミングに応じて変わることを理解することが重要です。それぞれの愛の形を認識し、今自分がどの段階にいるのかを理解することで、より良い関係を築いていけるでしょう!

心理学者ルービンの診断テスト

心理学者ルービンは、好意と恋愛を区別するために特別な診断テストを考案しました。このテストでは、あなたが相手に抱いている感情が好意なのか恋愛なのかを判別する手助けとなります。以下の質問に「はい」または「いいえ」で答えてみてください!

Q1相手は順応性があると思う

Q2相手は他人から賞賛されるような人物に
     なれると思う

Q3相手の判断力を信頼している

Q4相手をグループの代表に推薦したいと思う

Q5相手と自分とはお互いよく似ていると思う

Q6相手と一緒にいる時
     2人は同じ気持ちでいることが出来る

Q7相手と一緒にいることができないなら
     みじめな思いをするだろう

Q8相手のいない世界はとてもつらいものだろう

Q9相手が嫌な思いをしているときには
     元気づけるのが自分の役目だ

Q10相手のためならどんな事でもするつもりだ

Q11相手のためなら
      どんな事でも打ち明けられるような気がする

Q12相手と一緒にいるとき、かなりの長い時間
       相手をただ見つめている時がある

Q1〜6が「尊敬」「信頼」「類似性の認知」の感情であるlikeの確認で、Q7〜12が相手への共感、一体感がより強まるloveを確認するものです。Q7以降に「はい」と答えるほど、相手を真剣に愛していることになります❤️‍🔥
この診断を通じて、あなたの“好き”“愛してる”がどちらに当てはまるのか、そして本当にそうなのかがわかりますね!彼氏さんや旦那さんの愛を知りたいとき、試してみてはいかがでしょうか?(試して関係に問題が発生した場合、この記事の記者、後藤は責任を負いません🥹完全に自己責任です🫵🏽)
※一部、神岡真司さんの「ヤバい心理学」p159を引用しています。

最後に

「好意」と「恋愛」を区別することで、自分の気持ちを整理できるだけでなく、相手との関係をより良くする手助けにもなります。
この記事を通じて、あなたの「好き」の本質が見えてきたのではないでしょうか?大切なのは、自分の気持ちを受け入れ、その感情を相手にどう伝えるかです。これからも後藤はこのような内容を発信していきたいと思います。ぜひ「スキ」やフォローしていただけると嬉しいです🥹🫵🏽
恋愛してるお前ら!
後藤はお前らが幸せになることを願ってるぞ!!

では、また👋🏽

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