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【投資】2021.9 FOMC ドットチャート【分析・考察】

FOMC経済見通しによるFF 金利(federal funds rate)について

○分析と考察
・2021年は0〜0.25%の現在レートを維持することを18名のFOMC参加者全員が支持している。このことから年内の利上げはないと思われる。

・2022年は18名中半数にあたる9名が現在のFF金利からの上昇を示している。
6名が+0.25の0.25〜0.50%、3名が+0.50の0.50〜0.75%としている。単純に平均を取るならFF金利は0.17〜0.50%、1回程度の利上げが実施されるだろう。

・2023年はFF 金利の幅は広く、FOMC参加者の1/3強が0.25〜0.75%帯に、1/3が1.00〜1.25%帯に、残りの1/3弱がその他の部分に分布している。上記と同様に平均をとると、FF金利は0.76〜1.01%、1〜2回の利上げが行われるだろう。

・2024年のFF 金利評価においては、FOMC参加者の中で2つの層に分かれていることが見て取れる。1つのグループはFF金利2.00%付近に固まっている11名、もう一つのグループはFF金利1.00%付近の7名である。これは3年後の経済状況について楽観的に見ている方が11名、比較的悲観的に見ている方が7名いるのではないかと推測できる。そのため、2通りのFF金利を推測する。
楽観的な経済見通しによると、FF金利は1.95〜2.20%、2〜3回程度の利上げと推測する。
悲観的な経済見通しによると、FF金利は0.82〜1.07%、前年からの利上げはないことが推測できる。

・長期的には2.5%程度のFF 金利となる見通しを示している。

#FOMC  #ドットチャート #FF金利 #予想

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