街コンの話②
前回から随分と時間が経ってしまったが、またこの話について語ろうと思う。前回は街コンにてマチオ(マッチングした男性なので)とマッチングし、その後お茶をした話で止まっていた。
マチオと出会ってからは、毎日のようにLINEが続いた。何気ないやりとりではあったが、彼がマメな人であることはわかった。そして良くないのかもしれないが、他の人と比べるために私はマッチングアプリも並行して行っていた。そこでプロフィールが北斗の拳ネタの人とマッチングし、北斗の拳の話をしたが、私が北斗の拳について語りすぎたのか連絡が途絶えてしまった。待て。私はまだサウザーの話をしていない。少し残念な結末であった。その他にヤリモクおじさんやヤリモクお兄さん、ヤリモクおじさんなどに出会い、うんざりした私は1ヶ月も経たないうちに退会してしまった。マチオの方がよっぽどまともであると感じた。
その間、マチオと1回目のデートというイベントが発生した。2人でお好み焼きを食べて映画を観に行くという流れであったがここで問題が起こった。マチオがお好み焼きのチェーン店でお馴染みの風月を提案してきたのである。初回からチェーン店ということにネットに染まりすぎた私は「これはチェーン店でも文句を言わない女か試されているのでは??」と不安になり、フォロワーなどに相談してみたが全員口を揃えて「気にしすぎ。そしてネットに染まりすぎ。」と突っ込んできた。父は「庶民的な人なんじゃない?」と言い、唯一母だけは「うーん、初めてのデートがそこならちょっとがっかりかも(笑)でもあんまり気にしなくていいんじゃない?」と言ってきた。ほぼ全員が特に気にしなくていいとの意見だったため、愚かな私も前向きに捉えることにした。そしてちょうど2月の上旬だったのでバレンタインのチョコレートを持っていくことにした。
そんなこんなで初デート当日である。彼は風月に予約を取っておいてくれたのですんなりお昼時に席に着くことができた。しかし席に着いたその時、衝撃の事実が判明する。彼はテーブルの上に煙草をおいたのである。街コンのプロフィール用紙をちゃんと見ていなかった私も悪いのだが、彼が喫煙者であることがわかった。ちょっとこれはマイナスポイントである。だが喫煙されるんですねということについて話した後、私がバレンタインのチョコレートを渡すと事のほか喜んでくれたのでまあいいかと思うことができた。ちなみにお好み焼きは美味しかった。
その後近くの映画館に映画を観に行ったが、我ながらナイスチョイスだったらしく彼は映画が終わった後少し涙ぐんでおり、私の中の彼に対する印象はより良くなった。映画が終わるとドトールでお互いの仕事などについて話し合い楽しい時間はあっという間に流れていった。帰りに「次のデートはどうしましょうか」という話になり、私は心の中で小さくガッツポーズをした。どうやらある程度気に入ってもらえたようだ。その後私はフォロワー氏(女性)と晩御飯を食べ、その日の報告をするなどした。その間にもマチオからはLINEが来ており、良い1日を過ごすことができた。
後日、以前予約しておいた2回目の街コンに一応行ってみたがマチオよりも良い男性には巡り会えなかった(特に40代はさっぱりダメだった)(失礼)。私が気に入らないのか単純にシャイなのかほとんど喋らない男性や、逆に自分のことしか話さない人などがおり、私の求める会話ができる人は少ない印象だった。そんなこともあり、私はマチオ1本で攻めていく姿勢を固めることとなった。
次回はマチオとのその後を語っていくため街コンからは離れてしまうので、街コンの話(改・マチオとのその後)として語っていこうと思う。