【京都】永観堂禅林寺
9月の半ばだというのに暑くてたまらなかった京都。目的は絶賛ツアー中の推しバンドであるPlastic Treeを見に行ったのですが(まぁその話はまたおいおいね)、折角だからちょこっと観光もしたりして。
暑いのに混んでるのは嫌だ!というわたしの我儘と独断で禅林寺に決定して、友人に付き合って貰いました。
紅葉時期じゃなければそんなに混んでないのが良いです。あと、この辺だったら大体みんな南禅寺に行くんでしょ?(偏見)って気持ちでしたが、チラホラ人もいたりいなかったりで、ちょうど良い。
祖父が本業の傍ら梵字の研究をしていた為、特に禅寺へ連れられて行くことが多く、禅林寺は子供の頃からよく訪れていましたが、子供時代はなんとなく地味なお寺だなーという印象で、興味の対象は三鈷の松の落ち葉探し。
※葉先が三つに分かれている珍しい松があり、三鈷は智慧、慈悲、まごころを表し、この松の葉を持っていると三つの福が授かるそうです。
今は入り口でご自由にどうぞ、をされています。
大人になってからは、どこを切り取っても絵になるこじんまりしているけれど美しい中庭、傾斜を上手く利用した建築物などに惹かれるようになり、数年に一回は訪れるようになりました。
そういえばここの建物は邸宅風間取りなのもなんとなく落ち着くところ。
京都のお寺のお庭は外の景色を含めての庭造りをしているところが多いけれど、ここのように中庭をメインとして作っているところって少なくないですか?
元々藤原さんの山荘だったのも頷けます。1000年以上前のことですが。
中庭らしいところはここ以外だと建仁寺しか思いつきませんが、きっと他にもあると思うので、知っている方はそっと教えてください。
ここの縁側に座ってお庭を見ていると不思議と心が落ち着いてくるから不思議です。今回はひたすら20年来の友人とお喋りをしていましたが、2人の会話もなんとなく真理に近付けた気がします。
そういえば阿弥陀如来をゆっくり見る間も無く帰ってきてしまった気がします。見返り阿弥陀〜どこだ〜。メインがお庭…否、お喋り…
これといった信仰心があるわけでもないんですが、こういった空間が年々落ち着くのは不思議です。
人に読ませて、人に勧めるnoteならそこへのアクセスや見所をもっと書かなきゃ成立しないだろうけど、まぁここに行ってこう思った!何より、noteに認めておくくらいに魅力があった場所だと自分の為に記し残すことに意味があります。決して、行きも帰りも楽してタクシーに乗ったからあんまり参考にならんかったとかそういうことではありません。
とにかく落ち着けるお寺ですし、美しいですし、正直穴場だと思ってますし、南禅寺に行くのも良いけどこちらも是非行ってみて欲しいですよね。
まぁ京都ってやっぱいいよね、みたいな月並みな言葉でひとまず締めましょうか。
おまけ。
出て少し坂を下ったところにある岡崎コーヒーショップさんで休憩しました。
煙草の香りが染み付いた昔ながらのコーヒーショップにノスタルジーを感じました。
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