三軸圧縮試験と土の粘着力、内部摩擦角【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は三軸圧縮試験と土の粘着力、内部摩擦角について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
三軸圧縮試験 により、土の 粘着力 および 内部摩擦角 を求めることができる。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
三軸圧縮試験
三軸圧縮試験とは3方向から圧縮力を加える試験だよ。
3方向は、鉛直方向(Z方向)、水平方向(X,Y方向)の3つのこと。
鉛直方向の加力は、載荷版より供試体を直接押して行います。水平方向の加力は、水による液圧(圧力)だ。
似た用語に一軸圧縮試験がある!
一軸圧縮試験では、鉛直方向のみ力を作用させるんだ。
だけど実際の地盤は一方向だけでなく、色々な方向から力が作用しているよね。
また、地盤は「間隙比、飽和条件、排水条件、圧密条件」などにより、強度が大きく変わる!
で、三軸圧縮試験は、圧密や排水を制御できる。また3軸から力を作用させます。つまり、三軸圧縮試験は実際の地盤の条件になるべく近づけた試験方法なんだ。
三軸圧縮試験は粘性土や砂質土など、あらゆる土質について用いられる試験で測定されるせん断強度、粘着力や内部摩擦角を算定できるよ。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
三軸圧縮試験とは3方向から圧縮力を加える試験
三軸圧縮試験は実際の地盤の条件になるべく近づけた試験方法
三軸圧縮試験は粘性土や砂質土など、あらゆる土質について用いられる試験で測定されるせん断強度、粘着力や内部摩擦角を算定できる
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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