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力を抜いて「受け入れる」

相手を受け入れ、自分自身も受け入れる。

受け入れるというのは何でも許し、相手に合わせるという意味ではありません。相手に変化を強要しないのと同じように、私も私のままでいい、ありのまま、譲れない部分があっていい。相手を尊重するのと同じくらい、自分の心も尊重してあげるべきだと思うのです。

これは離婚経験から一番学んだことで、意識するようになってから、仕事もプライベートも、大抵の壁は乗り越えられるようになってきました。

私は昔から「良い人」「優しすぎる」「何をしたら怒るの?」と言われてきました。でもこの裏には波風立てず、相手に合わせて気づいたら我慢ばかりして、苦しくなっている自分がいました。
しかし、離婚を通して今まで自分が心を押し殺してきたことに気が付き、キャリアを再スタートさせ英語を使う仕事に就いたことで、前より自分の意見が言えるように。現在は小さな会社で中間管理職的立ち位置となり、「自分はどう思うか、どうしたいか」を考え発信する力が付いてきました。

自分の思いを伝えることが少し上手になった私ですが、それでもいまだに「何をしたら怒るの?」と言われます。
これは相手を尊重しながらも、自分のことも尊重していきたいという私なりの理想に近づけていると思って、肯定的に捉えるようにしています。

偉そうに言っていますが、まだまだ日々、内心では動揺して悩むことがたくさんあります。こんな自分嫌だと思うこともあります。
でも相手も私も完璧じゃなくていい、できないこと、苦手なことがあって当たり前。良い関係性を保ってお互い上手にヘルプを出し合えることが大事。そんなマインドで肩の力を抜いてやっていけたらと思います。

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