たかが英語、されど英語
TOEIC840点。
これ、私が大学生の時に取った点数ですが、海外旅行や留学経験もなければ英語を使う仕事に就くわけでもなく、何となく就活に良いかなと思って取ったものです。
そんな「何となく頑張ってみたもの」が、キャリアの再形成という窮地を救ってくれました。
離婚当初、私の(正社員というカテゴリでの)キャリアはほぼ新卒で入った会社の3年だけだったので、独り身になるなら当時に戻る、何ならもっと稼げるようにならなくてはと懸命に転職活動をしました。
この時、パート時代に携わっていた福祉の仕事と、大学時代のTOEICの点数が掛け合わさって、福祉系の会社の海外担当として採用して頂くこととなりました。
英語を話した経験がほぼ0、というか海外にすら行ったことがない私でしたが、会議通訳やセミナー通訳、海外出張時の通訳など、いろいろな経験を積むことができました。(もちろんプロレベルには到底およびませんが...)
激務で身体を壊しそうになり今は転職しましたが、現職もアメリカに本社を持つ小さな外資企業にご縁を頂き、EC担当として元気に働いています。
離婚は残念でしたが、そこから立ち上がるためにもがいてもがいて、気づいたら一生行かないと思っていた海外に行き、使わないと思っていた英語を話している自分に、不思議な感覚を覚えました。
こんな形で世界が広がることもあるんだなぁ、と。
そう思うと離婚も「失敗」というより「経験」、今の私を形作る大切な糧と思えるようになりました。
明日も前見て、もがいてみます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?