飯山線で冷静さの欠けたスタンプ押印
01,汽車の旅には本をお供に
『まもなく戸狩野沢温泉、戸狩野沢温泉。終点です。』
ワンマン運転特有の女性の機会音声が自分の降りる駅に到着することを放送している。
抱えて突っ伏していたリュックから顔をあげた。
難しい本の読み途中だったが旧字が多く思うように進まない。
そのせいかリュックに突っ伏して気づいたら目を瞑っていた。
(あぁ、ここも10分しか折り返しの時間無いから気持ち早めに押さないと…)
(戸狩野沢温泉駅は前も押したことあるけど、適当押し時代の印影しか持って