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定年後のぬれ落ち葉状態を早めに体験できてます。

 定年まではまだ先。
 と言っても、20代30代ではないので、そのゴールは見えてきてます。

 定年後、それまでのサラリーマン生活とは異なり、ぬれ落ち葉となる方がいると聞きます。
 ある種の鬱なのかもしれませんが、仕事一辺倒でもあったことで、いざ通勤もなくなり、日中の行動もなくなってしまった事で何もすることがなく、ずっと家にいるばかりか、横になっている事が多く、奥さんに嫌がられるというアレです。

 転職して10数年勤めた会社を辞めたわけですが、退職前の有休1ヶ月は悠々自適に意気揚々でしたが、退職してから1ヶ月もしないうちにおかしくなり始めました。過去の日記をみてもらえればわかるとおりです。

 次が見つからない。
 やる事がない。

 次を見つけなければならない。
 何かやる事をみつけなければならない。

 ぐるぐると頭を駆け巡る毎日でした。

 社会人になってから、趣味らしい趣味に興じる時間は、無職の時以外ありませんでした。
 かかる業務の難しさで、残業や休出もありましたが、これは自身の能力の問題であり仕方がないことですが、一方で自分が対処しないと終わらない自己犠牲の仕事も多かったのです。

 結局、OFF日は疲れて寝てしまっている。
 そういう毎日でした。

 そんなアラフィフですが、早めに定年後のぬれ落ち葉状態を経験してよかったと思ってます。
 対処方法を見つけるのに、まだ時間があるからです。
 定年後でも雇用延長で働ける人、まだ前線で働ける人、次を見つけられた人、あるいは介護等仕事以外でやらねばならない事がある人と様々ですが、そうでない人もいるはずです。

 一番いいと思えるのは、雇用延長の時に、週3週4と業務時間も減らしてもらい、OFF日を徐々に増やしていきつつ、先の事に手を打てる時間を設けてもらえるようにするのがいいように感じますが、世間の人事部門や会社はどのように考えているのでしょうかね?

 前職でも雇用延長の方は何名もおりましたが、先の事は考えてないように感じて、どうするのか?と感じてもおりましたが、まあ、孫の世話や夫婦でのんびりという意識だったのでしょう。
 でも、皆が皆そうとは限りませんからね。

 一応、現在の私は非正社員ですが、働き口を見つけられてます。
 これは、正社員では受からなかったという事もありますが、望む仕事が非正社員でも多くあったからこそ、視点を変えて動きました。
 なんだかんだで、今の自分(過去の自分も)は与えられた中で過ごしているわけですが、定年後はそれがなくなります。
 何よりも収入が閉ざされるわけですが、それよりも「何もすることがない時間を過ごす」事が怖いです。

 数年前から、さっさとセミリタイアして、海外で悠々と昼間からビール飲みながら過ごすというような本が売られもしてますが、私にはその生き方はダメという事もわかりました。


 


情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。